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ストレスは体の健康も蝕む?【書籍発売『不安ちゃんの正体』】

株式会社自由国民社は『不安ちゃんの正体』(岩田千佳 著)を10月11日に発売しました。本書は心身医学専門医である著者が、ストレスの原因となる「不安ちゃん」への向き合い方を余すところなく取り上げた本です。

◆コロナで増えた不安病?

「明日会社へ行くのが嫌だ」「このSNSは『いいね』がどれだけつくだろうか」「老後は安泰だろうか」こうした小さな悩みや不安は誰しも抱えるものでしょう。コロナ禍でそれはより強まっていると著者は述べます。確かに外出できない、人に会えない小さな制約が大きな不安に繋がり、ストレスとなり、いつのまにか健康に支障をきたす可能性はありそうです。著者は医師として「どうすれば目の前の患者さんが薬だけに頼らず効果的に病状を回復するか」を考えた結果「心のありよう」がもっとも大切という結論に行き着きました。本書はその方法論が紹介されています。

 

◆まずは原因を考えてみる

本書では、医学の知見から「不安ちゃん」の正体が解き明かされています。対症療法ではなく、不安の原因にまず向き合う。もがいているだけでは状況は変わらないといったものなど、実際にクリニックを訪れた患者さんのケースが多く紹介されています。「不安は思い込みから始まる」「まじめな人ほど大きな不安ちゃんを抱えやすい」「感情は脳の機械的な条件反射、メカニズムによって起こっている」といった説明が多く提示されているので参考になります。

 

◆会社生活と「不安ちゃん」

ほとんどの人は会社で仕事をしています。それは組織の中で規律が存在する場所です。会社員生活で生ずる不安への対処法として本書では以下の方法が紹介されています。

・部屋の出しっぱなしのものを一つずつ片付けていく(未来に不安することよりも目先に集中)

・認めて欲しいと願っているのはあなた自身(気づかないうちに自分に対するハードルをあげてしまっている)

・完璧を求めすぎないように(「わかりにくさを責められる」ことを恐れる人は、自分も人に対して同じ指摘をしがち)

・自分は使えないという思い込みには原因がある(脳には、初めから自分を否定するように設定するクセがある)

これらは誰しも当てはまる経験があるのではないでしょうか。このほか本書では「恋愛の不安ちゃん」「対人関係の不安ちゃん」さらに自分自身に直接関わる「アイデンティティの不安ちゃん」「お金の不安ちゃん」についても細かい解説がなされています。これらを参照に、仕事もプライベートも充実させたいものです。

 

◆ストレスの専門家の言葉に向き合う

著者の岩田千佳(いわたちか)さんは、内科医、心身医学専門医として、nClinic(エヌクリニック)院長も務める人物です。現代人と密接な関わりのあるストレスの専門家と言えます。とはいっても本書は堅苦しい文体ではありません。ライトなエッセイを読み進める感覚で「不安ちゃん」の正体を知ることができる便利な一冊です。

 

【書籍情報】  

『不安ちゃんの正体』(2022年10月11日発売)

¥1650税込

Amazonページ短縮URL: https://onl.la/tic2jzF

 



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企業情報

企業名 株式会社天才工場
代表者名 吉田浩
業種 新聞・出版・放送

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