＜日系企業232社回答＞【ベトナム昇給率・賞与調査レポート】昇給予算が増加予定の企業が44%まで減少

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■ベトナム全土より232社の日系企業様ご回答。

■2024年度において、昨年対比で一人当たり昇給予算が増加する予定の企業の割合は約14%減少し、年額ボーナス予算が増加予定の企業の割合も約9%減少。

■ベトナム人の各職層について、平均昇給率の2023年実績値は5～6%程度。

　平均昇給率は例年下がる傾向にあったが、2022年実績値とほぼ同水準。

調査結果

■2024年度における一人当たり昇給予算の全体方針

⇒ 昨年対比で一人当たり昇給予算がやや増加予定の企業は42.9%、大きく増加予定の企業は1.3%。

前回の調査結果と比較すると、昨年対比で一人当たり昇給予算が増加予定の企業の割合は約14%減少しており、昇給に対するやや消極的な姿勢が窺えます。

■2024年度における年額ボーナス予算の全体方針

⇒ 昨年対比で年額ボーナス予算がやや増加予定の企業は18.6%、大きく増加予定の企業は0.9%。

前回の調査結果と比較すると、昨年対比で年額ボーナス予算が増加予定の企業の割合は約9%減少しました。一人当たり昇給予算の全体方針と同様、賞与に対してもやや消極的な姿勢が窺えます。

■ベトナム人の各職層における平均昇給率

⇒ 平均昇給率の2023年実績値は5〜6.5%、2024年予測値は5〜6%

平均昇給率は、コロナ禍によって2021年に下がりましたが、2022年にはやや上昇し、2023年実績値では2022年実績値とほぼ同水準という結果になりました。一方、2024年予測値では、 ホワイトカラー非管理職およびブルーカラーの職層において、2023年実績値をやや下回る水準が想定されています。

【表１｜職層毎の平均昇給率（中央値）の経年推移】