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株式会社エム・データ、LSEG(ロンドン証券取引所グループ)と情報提供契約を締結、オルタナティブデータを提供開始

 テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供する株式会社エム・データ(東京都千代田区、代表取締役社長:薄井司、以下「エム・データ」)と、LSEG(ロンドン証券取引所グループ)データ&アナリティクス部門は、オルタナティブデータの情報提供契約を締結いたしました。

 テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供する株式会社エム・データ(東京都千代田区、代表取締役社長:薄井司、以下「エム・データ」)と、LSEG(ロンドン証券取引所グループ)データ&アナリティクス部門は、オルタナティブデータの情報提供契約を締結いたしました。

 

 

 TVメタデータは、TV番組やTV-CMの放送内容をテキストデータとして記録しているデータベースで、TVに露出する企業や商品ブランド、店舗・施設、人物、ニュースや話題などを放送時間と合わせて記録し、最速、放送当日に提供可能なデータです。
 


 TVメタデータをオルタナティブデータ(*1)として活用できるよう、TV露出の企業名には証券コードを付与し銘柄単位での露出量(回数や時間)や放送内容を集計・分析できるようにしました。また、親会社・子会社でグルーピングできるようマスタを整備し、今後は、TVに露出した商品やサービスでも証券コードや法人番号に紐づけられるようにDBを拡張する予定です。
 


 LSEG データ&アナリティクス部門の金融データのラインナップにTVメタデータが追加されることにより、投資家のセンチメントに影響を与えるTV情報を様々な切り口で分析し、銘柄発見や投資判断に活用したり、企業別の放送量の変化を集計することで企業のマーケティング活動量や広告宣伝費の推定、業績分析に用いるなど、「TVメタデータの強み(下記)」を活かすことが可能となります。

 

 

【TVメタデータの強み】
 

① 速報性
② 高頻度
③ 網羅性・粒度・情報量・カバレッジ
④ 同一基準で画一・均質化されたデータベース(統計化可能)
⑤ 過去15年以上のデータストック
⑥ 継続性
⑦ 証券コード付与・マスタ正規化
⑧ 分析・統計化に適したデータベース構造・他種データとの統合性


 


 

 LSEG データ&アナリティクス部門へのデータ提供の第一弾として、上場企業のTV-CM出稿状況を週単位で集計したデータからサービスを始める予定で、CM出稿量の変化やTVトレンドを見極め、広告宣伝費の推定や売上・業績を予測するオルタナティブデータとして、2024年8月より提供を開始します。
 


 今後、TV-CMデータに加え、TV番組でのニュースやトピック、番組内での企業・商品サービス紹介など、企業のTV露出状況を投資戦略のインサイトにできるよう、データを拡張させる計画です。



 


 

■LSEG データ&アナリティクス部門 ディレクター 笠井康則 氏からのコメント■

 エム・データ社が提供するTVメタデータは、TVを通じた企業の発信を、リアルタイム性をもって捕捉する、同社独自のユニークなコンテンツと考えています。LSEG データ&アナリティクス部門は、様々なサービスを通じて世界の金融市場に関する情報を提供しています。日本市場を深く理解する上で、エム・データ社のデータを含めて、弊社ユーザーの皆様に新たな洞察を提供できることを大変心強く思っております。




 

【*1 オルタナティブデータとは】

 投資判断に活用されるマクロ統計、経済指標、財務情報の伝統的なデータと異なり、金融以外の目的で収集された代替的なデータで、例えば、POSデータやクレジットカードの決済データ、SNS、位置情報・人流データ、新聞記事やWEBニュースなどのデータを金融で活用するもの。エム・データでは、「TVメタデータ」を企業業績の推定、株価変動シグナルを検知するオルタナティブデータとして活用。



 

■今後の構想■

 エム・データではTVメタデータを活用し、企業のCM量や番組露出量を過去や平時とのギャップや露出動向(トレンド)で捉え、その情報量や質の変化度が株価に優位かを見極める手段として、レポートやダッシュボードサービス「TV Rank FinTech」を構築中です。独自の分析手法でTVメタデータを解析し、株価の変動シグナルを検知するロジック(*2)を導き出すほか、他のオルタナティブデータとの組み合わせによる深いインサイトや分析精度の研究も行っております。

 

《*2 参考》 

オルインweb : https://al-in.jp/9284/
エム・データ「メタラボ」オルタナティブデータ関連記事 https://mdata.tv/tag/fintech/



 

 今後、視聴者の量や視聴者属性の傾向、株価に影響の高い番組やCMをウェイト付けし、クオンツ、ジャッジメンタル、売買タイミング、銘柄発見や投資判断のスクリーナーに活用すると共に、テーマ投資・セクター投資・IPO投資に資するデータ活用、レピュテーション調査、マルチデータ統合による売上・業績推定・業績相関分析、急激な情報量変化(TV露出のボラティリティ)でのアラート、TV露出銘柄のブランド指数をインデックス化、先行指標化、リターン・アウトパフォーム関連評価、LLM(生成AI)連携(チャットボットやAIロボットアドバイザー)など、オルタナティブデータ活用事例を構築していく計画です。企業業績や景気と連動する広告宣伝費や番組の話題量を指標化し、TVメタデータを「イマを伝えるオルタナティブデータ」として拡充してまいります。

 

 

 

 

■TVメタデータの集計・分析レポート、ダッシュボード(イメージ)

(1)業種別・銘柄別CM出稿ランキング

 

■TVメタデータの集計・分析レポート、ダッシュボード(イメージ)


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企業情報

企業名 株式会社エム・データ
代表者名 薄井司
業種 その他サービス

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