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37ヶ国の芸術家がミラノのサンカルロ広場で集団展覧会を開催

ミラノメトロ博覧会(Expo Metro Milan)は10月26日から27日にかけてサンカルロ広場で盛大に開催されます。展覧会には、アラブ首長国連邦の映画プロデューサーStacey Kalkowski、フランスの油絵師Abel Leblanc、アメリカのデジタルデザイナーJill Green、イタリアのシエナ国際写真賞受賞者Giusy Baffiなど、著名な方々が参加します。嵩嶋画廊(かさしまギャラリー)は台湾の著名な芸術家である簡玄明(ジエン・シュエンミン)、吳欐櫻(ウ・リイン)、陳孟環(チン・モンファン)、張羽璇(ジャン・ユシュエン)、吳培基(ウ・ペイジ)、何明珠(ホ・ミンジュ)、吳秀音(ウ・シュウイン)、蔡玉雲(ツァイ・ユエンユン)、林仙悅(リン・シンユエ)、および日本の新鋭芸術家である坂口十里、清水柚月を招待し、37か国、416名の芸術家による500点以上の作品を展示します。

アラブ首長国連邦出身の映画プロデューサーStacey Kalkowskiは、映画制作や写真撮影、彫刻、絵画に優れたマルチメディア・アーティストであり、優れた脚本家でもあります。同氏は多くのワークショップやセミナーに参加し、学生に彫刻やデザイン、アニメーションを教えており、芸術を学ぶ多くの学生から高い評価を獲得しています。Stacey Kalkowskiがミラノで出展する作品の「Progenitor」、これは多くの線を用いてエネルギーと物質の結合を表現したデジタル絵画です。彼女はYouTube上に、線の繋がりが徐々に形を成していく絵画制作の過程を公開しています。

 

台湾出身の簡玄明と蔡玉雲は夫婦であり、芸術学科の出身ではありませんが、常に共同で創作活動を行っています。簡玄明は主に情景全体を描き、蔡玉雲は色彩の表現および情景の補修を担当し、二人の息の合った技術と情熱、そして才能が水墨画に表現されています。同夫妻は書芸を学ぶため、1996年から現在まで約30年間に渡り、国立台湾芸術大学美術学院前院長の羅振賢(ラ・ジンシェン)教授の下で絵画の技術を磨いています。同夫妻はミラノで共同創作の水墨画作品「Spiritual Guardians」及び「Ever-Changing Golden Glory」を出展します。これらの絵画作品は筆遣いが自然であり、純真さと軽快さを兼ね備えています。作品中の大地や山川に微かに描かれている人と動物は活発な生命力に満ち溢れています。

 

台湾の玄奘大学で芸術デザインの修士号を取得した陳孟環は、11歳から西洋画を学び始め、更には中国水墨画の創作技術も磨きました。彼女は、日本の国際美展や新竹美展で入賞を果たし、今回の展覧会では水墨画「Serendipity and Growth」を出展します。彼女は白黒の美学、余白、虚実を交えた技法で、偶然に出会う植物の芽を描くことで生命の神秘的な縁を表現しています。一方で、この表現方法は自然の中での僅かな手がかりで、宇宙における哲学と叡智を体現しており、人々はその美しさの意味を感じ取ることができるでしょう。

 

ミラノメトロ博覧会では、世界各地からの芸術家が一堂に会し、大型LED電子の壁に作品を展示することで、芸術を日常生活の中に浸透させ、世界中から訪れる人々が足を止めて鑑賞することから、「集団的パブリック芸術ムーブメント」とも呼ばれています。展覧作品は、写真やインスタレーションアート、デジタルデザインなど多岐に渡り、現代芸術の豊かさと多様性が表現されているだけでなく、芸術家独自の視点や創造力も際立っています。参観者やコレクターは、QRコードをスキャンすることにより作品の詳細を知ることができ、ウェブサイトを通じて創作者と直接連絡を取ることもできます。これにより芸術愛好家は比類の無い特別な体験をすることができるでしょう。



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