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義実家に行きたくない人は多い?夫婦に及ぼす影響とは──既婚男女3,000人アンケート調査

イベントプラットフォームを提供するノマドマーケティング株式会社(東京都渋谷区)は、全国の30歳~59歳までの既婚男女3,000人を対象に「義実家に関するアンケート調査」を実施しました。

 

2022年12月に行った同調査から、調査人数・設問数を大幅に増やして再調査。現代の夫婦が義実家とどのような距離感で接しているのか、義実家が夫婦に及ぼす影響などを調べました。

 

【前回調査との比較】

■義実家との関係は良好ですか?

 

まず、既婚男女3,000人に「義実家との関係が良好かどうか」を聞きました。

 


 

 

「とても良好だと思う」「まあまあ良好だと思う」と回答した人が、男女ともに半数を超えました。

 

反対に、「あまり良好でない」「まったく良好でない」は、男性より女性の回答割合が高い結果です。

 

 

■義実家に行きたくないと思いますか?

 

次に、「義実家に行きたくないか」どうかを聞きました。

 

 

「はい(行きたくない)」と回答したのは、3,000人中1,188人(男性466人・女性722人)。女性のほうが「行きたくない」と回答した割合が高くなりました。

 

特に「行きたくない」と回答した割合が高かったのは、40代女性と50代女性です。

 

【回答割合】

・40代女性…292人(53.48%)

・50代女性…286人(50.62%)

 

 

■なぜ義実家に行きたくないのですか?

 

「義実家に行きたくない」と回答した既婚男女1,188人(男性466人・女性722人)に、なぜ義実家に行きたくないのかを聞きました。(複数回答可)

 


 

 

男女ともに断トツだったのは「気を遣う」でした。

 

「疲れる」「会話が続かない」「義両親と性格が合わない」と続きます。また、特に女性の回答割合が高かったのは「配偶者が気を遣ってくれない」という項目。義実家に行っても義両親の相手を任されたり、家事の手伝いをさせられたりするなどの理由が挙げられます。

 

 

 

 

実際に、女性側の自由記述回答には、義両親からされたこと・言われたことが多数寄せられました。

 

 

■義実家に行く希望のペースは?

 

「義実家に行きたくない」と回答した既婚男女1,188人に、義実家に行くとしたらどれくらいのペース(頻度)を希望するか聞きました。


 

 

「冠婚葬祭だけ」「盆や正月だけ」の回答が特に多くなりました。もともと「行きたくない」と考えている人は、やはり義実家との付き合いを疎遠にしたい傾向が見られます。

 

中には、「二度と行きたくない」「絶縁中」という回答も寄せられました。

 

 

 

■配偶者とお互いの実家のことで喧嘩したことがある?理由は?

 

次は、配偶者との関係についてです。義実家絡みのことで喧嘩をしたことがある人は少なくありませんが、実際にはどれくらいいて・どのような理由で喧嘩しているのでしょうか。

 

まず、お互いの実家のことで配偶者と喧嘩したことがあるかを聞きました。

 

 

 

 

男女ともに、2割を超える人が実家絡みの喧嘩をしたことがあると回答しました。

 

 


 

実際に喧嘩した理由を見てみると、義父・義母との関係についてが最多でした。次いで、義両親以外の親戚、配偶者の祖父母や兄弟姉妹、甥・姪、義両親の兄弟姉妹などとの関係が、喧嘩の原因になったという回答が多くなっています。

 

 

■義実家絡みの喧嘩で、離婚を考えたことがありますか?

 

義実家に関する喧嘩で、配偶者と離婚を考えたことがあるかどうかを聞きました。

 

 

 

「はい(離婚を考えたことがある)」と回答したのは、男女どちらも4割ほどでした。

 

お互いのことではなく、両親や親戚が原因になってしまうのは心苦しいでしょう。しかし、離婚を考えるほど関係が悪化したり、義実家のことが嫌になっていたりするのが事実です。

 

 

■義実家にいるときの配偶者の嫌なところは?

 

義実家に行きたくない理由として、「配偶者が気を遣ってくれない」という回答が多く寄せられました。では、義実家にいるとき、配偶者がどのような態度を取っているのでしょうか。義実家にいるときの配偶者の嫌なところを聞きました。

 

 

さまざまな回答が寄せられましたが、多くは妻が夫に不満を抱いていることがわかります。

 

特に、「昼寝してしまう」「スマホやゲームばかりする」という回答が多く、義実家に行くと夫は“息子”に戻ってしまうと言えるでしょう。気を遣わずのんびりできる一方、一緒に行った妻は手持ち無沙汰になったり、義両親の話し相手をせざるを得ない状況になったりします。

 

また、男性の回答割合が多かった項目は以下の通りです。

 

・自分がわからないことばかり話す

・義両親と一緒になって責められる

 

地元のことや昔の話など、夫が会話に混ざれない内容で盛り上がってしまうことが考えられます。また、義両親と妻の仲が良い場合、定期的に実家に帰って自分(夫)の愚痴を言っているケースも。一緒に帰省したときに、釘を刺されてしまうことが考えられます。

 

 

■義実家に行くのを断った?その理由は?

 

最後に、義実家に行くのを断ったことがあるか、その理由について聞きました。自分からはなかなか断りづらい義実家訪問、世の夫婦たちはどのような理由で断っているのでしょうか。

 

 

最多だったのは「体調不良」でした。もっとも角が立たず、反対に「お大事に」と気遣ってもらえます。同じく、コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどの感染症にかかるリスクがあるからと、帰省を断る人が多いようです。

 

「仕事」と回答した人も多かったものの、中には調整してほしいと配偶者に言われるケースもあります。

 

近年増えている「父子帰省」のように、配偶者や子どもだけで帰省してもらったという回答も。子どもが小さいうちは難しいかもしれませんが、互いに気を遣うことなく、妻側の一人時間確保にもつながるとしてチャレンジする人が増えています。

 

年末年始や盆など、どうしても訪れる帰省シーズン。さまざまな理由で義実家訪問を避けている先人の知恵を借り、参考にしてみてください。

 

 

 

 

■まとめ

 

「義実家に行きたくない」と考えている人は、男性が3割、女性は5割という結果でした。

 

男女ともに6~7割の人が、義両親との関係が良好と回答しているにもかかわらず、義実家にはあまり行きたくないという人が多いことがわかりました。その背景には、義両親やその他の親戚との関係だけでなく、義実家に行ったときの「配偶者の態度」が問題になっていることも。

 

年末年始や盆など、帰省する機会に揉めてしまう夫婦は少なくありません。なぜ揉めてしまうのか、そしてなぜ配偶者が「義実家に行きたくない」と感じるのかを考えると、スムーズに事が運ぶかもしれないでしょう。

 

義実家に関する夫婦喧嘩で、離婚を考えた経験のある人も多いことがわかりました。家庭を持ったという点からも、「自分の家族」を今一度見つめなおし、本当に大切にすべき人は誰なのかを改めて考える機会を作ってはいかがでしょうか。

 

今後もノマドマーケティング株式会社では、夫婦関係や家族の在り方について調査を続けてまいります。

 


 

調査期間:2024年11月7日~2024年11月15日

調査対象:全国の30歳~59歳までの既婚男女

調査方法:インターネットを利用

調査エリア:全国

有効回答数:3,000(男性:1,527人・女性:1,473人)

│30代…514人(男性152人・女性362人)

│40代…1,015人(男性469人・女性546人)

│50代…1,471人(男性906人・女性565人)



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企業情報

企業名 ノマドマーケティング株式会社
代表者名 三輪 賢治
業種 ネットサービス

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