スマトラ沖地震・インド洋津波 災害から1年、子どもたちが復興への道を歩んでいます〜1年レポートを発行〜
スマトラ沖地震・インド洋津波 災害から1年、子どもたちが復興への道を歩んでいます 国際NGO セーブ・ザ・チルドレンの支援活動 1年レポートを発行 〜報道されにくい被災地の子どもたちの状況がわかります〜 全レポートは www.savechildren.or.jp でご覧いただけます
史上最悪の自然災害の一つだったスマトラ沖地震・津波災害から1年が経とうとしています。
セーブ・ザ・チルドレンは、津波被災者への支援と復興プログラムに関するレポートを本日発表し、2004年12月26日に発生したスマトラ沖の地震と津波発生後、災害から生き残った数百万人もの子どもたちと家族の生活再建を支援していることを報告します。
全レポート〜パーソナルストーリー、写真が満載〜はウェブサイトで:
www.savechildren.or.jp
津波の被害を受けた子どもたちに、永続的な変化をもたらす私たちの活動は、第二段階に入っています。子どもの命を救う、という点でセーブ・ザ・チルドレンの活動は大きな成功を収めました。南アジアでの数十年にもわたる経験と今回の緊急援助で、多くの医療専門家が2次災害として危惧していた、災害後の疫病や深刻な栄養不良を回避することができました。災害への最初の支援として、私たちは食糧や水、シェルターや医療ケアなどを、250,000人の子どもを含む625,000人に提供しました。その一方で、家族と離れ離れになってしまった子どもたちを、虐待や搾取の危険から保護するための活動も行ってきました。
今回の災害への援助活動は、85年にわたるセーブ・ザ・チルドレンの支援活動の歴史においても、最大の人道援助であり、5年間で2億6,000万ドルを投じる津波災害の支援・復興プログラムを展開しています。支援活動は津波で最も甚大な被害を受けた3カ国―インドネシア、スリランカ、インドへ集中して行われました。またタイ、ソマリア、モルディブにも援助を派遣しました。
この1年、セーブ・ザ・チルドレンは、親と離れ離れになった7,000人以上もの子どもたちを登録し、多くの子どもたちを家族と再会させました。またセーブ・ザ・チルドレンは、何千人もの子どもたちを学校に戻すよう支援しました。潜在的な搾取や虐待から子どもたちを守るため、遊べる場所を確保し、子どもたちを保護すると同時にトラウマケアを行っています。
数千人もの子どもたちが精神的なダメージから立ち直れるよう、学校を基盤とした活動も行っています。リラックスした中にも緻密に考えられた一連の活動を通じて、子どもたちが恐怖を克服できるプログラムです。
全世界のセーブ・ザ・チルドレン27団体に、津波支援活動への貢献として2億6,100万ドル以上の義援金をいただきました。本年度末までに、約9,000万ドルを支出する予定です。
残った基金は今後4年間を通じて、主な被災地で生き残った子どもたちとその家族への長期的な支援に利用されます。支援には教育、子どもたちの保護、医療活動、新たな職業創出と生活設計、新しい家や病院、学校、チャイルドセンターの建設などが含まれます。
緊急支援の段階が終了した一方で、新たな挑戦が残っています。私たちの活動を長期的に支援する現地協力者との連携が、主な焦点となります。スリランカなどの地域では政情不安による影響がありますし、今回の災害で最も甚大な被害を受けたインドネシアでは、今でも余震が続いています。また東インドのへき地の島々では、交通や情報伝達が困難になっています。
私たちは、子どもたちや家族の生活再建支援という5年間の目標への歩みに誇りを持っています。世界中の支援者の多大なるご協力のおかげで、十分な支援があるという確信のもと、活動を続けることができたのです。皆さまのご寄付が正しく使われていることをお知らせしたく、このレポートを発表する次第です。
12月26日に発生した津波は、1年間におよぶ災害の始まりであり、緊急事態におけるセーブ・ザ・チルドレンの力が試されたものでもありました。
津波発生以降も、セーブ・ザ・チルドレンは10月のパキスタン大地震、アフリカ西南部で続く食糧危機、ハリケーン「カトリーヌ」と「リタ」を含むメキシコ湾の暴風災害への支援活動を行ってきました。
今年は大災害で何百万人もの子どもたちが被害に見舞われたという意味で、前例のない年でした。今回の津波災害支援は珍しい例です。というのは、生き残った子どもたちに、永続的な変化をもたらすという目標達成のため、私たちは十分な資金を受け取ることができたのです。残念なことに、災害で被害を受けている子どもたちはスマトラ災害の被災者だけではありません。私たちは、皆さまからのより一層のご支援を必要としているのです。
報告書には、スマトラ各地に派遣されている日本人スタッフの活躍の様子も掲載しています。
セーブ・ザ・チルドレンの支援を受けている現地の被災者への取材をアレンジいたします。
■問い合わせ先
社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
広報・マーケティング/PR担当:葉山 久美子
TEL: 03-3516-8926 FAX:03-3516-8923 メールアドレス:hayama@savechildren.or.jp
*****
■セーブ・ザ・チルドレンとは?
子どもたちのための民間の国際援助団体(NGO) です。80年以上の歴史をもち、各国政府や国連組織からも世界のNGOの代表格として、その重要性を認められています。多くの国が批准している『子どもの権利条約』を理念とし、世界の子どもたちとその家族、周囲の環境をよりよいものに改善するため、現在115カ国以上で緊急援助など精力的に支援活動を行っています。www.savechildren.or.jp.
セーブ・ザ・チルドレンは、津波被災者への支援と復興プログラムに関するレポートを本日発表し、2004年12月26日に発生したスマトラ沖の地震と津波発生後、災害から生き残った数百万人もの子どもたちと家族の生活再建を支援していることを報告します。
全レポート〜パーソナルストーリー、写真が満載〜はウェブサイトで:
www.savechildren.or.jp
津波の被害を受けた子どもたちに、永続的な変化をもたらす私たちの活動は、第二段階に入っています。子どもの命を救う、という点でセーブ・ザ・チルドレンの活動は大きな成功を収めました。南アジアでの数十年にもわたる経験と今回の緊急援助で、多くの医療専門家が2次災害として危惧していた、災害後の疫病や深刻な栄養不良を回避することができました。災害への最初の支援として、私たちは食糧や水、シェルターや医療ケアなどを、250,000人の子どもを含む625,000人に提供しました。その一方で、家族と離れ離れになってしまった子どもたちを、虐待や搾取の危険から保護するための活動も行ってきました。
今回の災害への援助活動は、85年にわたるセーブ・ザ・チルドレンの支援活動の歴史においても、最大の人道援助であり、5年間で2億6,000万ドルを投じる津波災害の支援・復興プログラムを展開しています。支援活動は津波で最も甚大な被害を受けた3カ国―インドネシア、スリランカ、インドへ集中して行われました。またタイ、ソマリア、モルディブにも援助を派遣しました。
この1年、セーブ・ザ・チルドレンは、親と離れ離れになった7,000人以上もの子どもたちを登録し、多くの子どもたちを家族と再会させました。またセーブ・ザ・チルドレンは、何千人もの子どもたちを学校に戻すよう支援しました。潜在的な搾取や虐待から子どもたちを守るため、遊べる場所を確保し、子どもたちを保護すると同時にトラウマケアを行っています。
数千人もの子どもたちが精神的なダメージから立ち直れるよう、学校を基盤とした活動も行っています。リラックスした中にも緻密に考えられた一連の活動を通じて、子どもたちが恐怖を克服できるプログラムです。
全世界のセーブ・ザ・チルドレン27団体に、津波支援活動への貢献として2億6,100万ドル以上の義援金をいただきました。本年度末までに、約9,000万ドルを支出する予定です。
残った基金は今後4年間を通じて、主な被災地で生き残った子どもたちとその家族への長期的な支援に利用されます。支援には教育、子どもたちの保護、医療活動、新たな職業創出と生活設計、新しい家や病院、学校、チャイルドセンターの建設などが含まれます。
緊急支援の段階が終了した一方で、新たな挑戦が残っています。私たちの活動を長期的に支援する現地協力者との連携が、主な焦点となります。スリランカなどの地域では政情不安による影響がありますし、今回の災害で最も甚大な被害を受けたインドネシアでは、今でも余震が続いています。また東インドのへき地の島々では、交通や情報伝達が困難になっています。
私たちは、子どもたちや家族の生活再建支援という5年間の目標への歩みに誇りを持っています。世界中の支援者の多大なるご協力のおかげで、十分な支援があるという確信のもと、活動を続けることができたのです。皆さまのご寄付が正しく使われていることをお知らせしたく、このレポートを発表する次第です。
12月26日に発生した津波は、1年間におよぶ災害の始まりであり、緊急事態におけるセーブ・ザ・チルドレンの力が試されたものでもありました。
津波発生以降も、セーブ・ザ・チルドレンは10月のパキスタン大地震、アフリカ西南部で続く食糧危機、ハリケーン「カトリーヌ」と「リタ」を含むメキシコ湾の暴風災害への支援活動を行ってきました。
今年は大災害で何百万人もの子どもたちが被害に見舞われたという意味で、前例のない年でした。今回の津波災害支援は珍しい例です。というのは、生き残った子どもたちに、永続的な変化をもたらすという目標達成のため、私たちは十分な資金を受け取ることができたのです。残念なことに、災害で被害を受けている子どもたちはスマトラ災害の被災者だけではありません。私たちは、皆さまからのより一層のご支援を必要としているのです。
報告書には、スマトラ各地に派遣されている日本人スタッフの活躍の様子も掲載しています。
セーブ・ザ・チルドレンの支援を受けている現地の被災者への取材をアレンジいたします。
■問い合わせ先
社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
広報・マーケティング/PR担当:葉山 久美子
TEL: 03-3516-8926 FAX:03-3516-8923 メールアドレス:hayama@savechildren.or.jp
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■セーブ・ザ・チルドレンとは?
子どもたちのための民間の国際援助団体(NGO) です。80年以上の歴史をもち、各国政府や国連組織からも世界のNGOの代表格として、その重要性を認められています。多くの国が批准している『子どもの権利条約』を理念とし、世界の子どもたちとその家族、周囲の環境をよりよいものに改善するため、現在115カ国以上で緊急援助など精力的に支援活動を行っています。www.savechildren.or.jp.
企業情報
企業名 | 社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン |
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代表者名 | 立野純三 |
業種 | 未選択 |
コラム
社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの
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