ISIDとiTiD、設計・開発業務支援システム「iPRIME NAVI Ver2.0」の提供を開始
- 日程遅延やコスト増加を防ぐ最適な開発計画の作成を支援 -
ISIDと、ISIDの子会社であるiTiDは、両社が共同開発した製造業向け製品設計・開発業務支援システムiPRIME NAVI(アイプライムナビ)の機能を強化し、2009年11月27日よりVer2.0の提供を開始いたします。
iPRIME NAVIは、製品開発における最適な開発計画の立案を誰にでも可能にする業務支援システムです。開発担当者はこのシステムを利用して、予期しない日程遅延やコスト増加を未然に回避することができるようになります。
従来、製品開発のための日程計画は、ベテラン設計者が開発経験を基に、期間やコストの制約と開発目標の間の複雑な関係を精査して、その技術的検討を設計者の作業タスクとして割り当てて作成していました。そのため、開発計画の立案は知見が暗黙知化しやすく、ナレッジの共有が困難でした。
iPRIME NAVIにより開発担当者は、製品の開発目標と技術仕様の複雑な依存関係を分析し、その結果示唆される依存や背反の強さの情報を基にして、作業タスクの抜け漏れや手戻りのない日程計画を立てることができます。また、作成した計画はその場で目標日程に対する完了見込みを検証することが可能になります。
■背景■
製造業における製品の企画・設計業務では、開発担当者は厳しい期間制約の中で目標とする機能・品質・コストを実現するために、広範で複雑な依存関係を持つ技術仕様を効率的に決定しなくてはなりません。しかしこれまでは、検討手順や日程計画の作成の多くをベテラン設計者の経験に頼っており、技術仕様の背反関係や、変更の影響範囲を開発担当者が十分に把握していないことが原因で予期せぬ開発トラブルを引き起こし、日程遅延やコスト増加を招いてしまうケースが多々ありました。
ISIDとiTiDは、数多くの製品開発プロセスの改革コンサルティングを通じて、開発計画の立案およびそのマネジメントを、「開発の見える化」という独自の手法として提供してきました。
iPRIME NAVIは、この手法に基づいて、開発目標と技術仕様の依存関係を可視化する定量化指標や、それらを紐付けた日程計画の実現性分析を体系化した業務支援システムです。
■iPRIME NAVIの概要■
iPRIME NAVIによる「開発の見える化」は、制約条件や要件を満たす設計根拠を示す「技術」、日程やリソース計画を示す「業務」、直面する課題とその対策の結果を示す「判断」の三軸を連携させたマネジメントにより、上流の構想設計段階から製品開発プロセスを最適化します。
「技術」の見える化では、製品の技術ばらし情報※1の分析により、依存関係や背反関係の強さを明らかにして、技術仕様を抜け漏れや手戻りなく検討するための望ましい手順を導くことができます (Ver1.0の機能として提供)。これを基にして、Ver.2.0で提供を開始する「業務」の見える化では、設計者の作業タスクに期間やリソース、成果物を割り当て、ガントチャート※2形式の日程表を作成することができます。また、技術ばらし情報と作業タスクの関連を考慮したスケジュール分析により、最も手戻りが少なくなるような日程計画への組み替えや、目標日程に対する完了見込みの検証が可能です。
■iPRIME NAVI Ver.2.0による設計・開発の進め方■
1.検討内容を洗い出す
開発目標と技術仕様を細分化して、その複雑な依存関係の強さを定量的に可視化します。
2.検討順序を導く
依存関係の分析機能により、技術仕様の背反関係や変更の影響範囲を明らかにして、抜け漏れや手戻りのない検討手順を導きます。
3.日程計画を作成して開発計画の実現性を検証する
技術仕様を検討する作業タスクを洗い出し、日程計画の最適化や目標日程に対する完了見込みを検証します。
■提供価格■
iPRIME NAVI Ver.2.0の価格は以下のとおりです。ISIDがシステムの販売・導入・保守を実施し、iTiDがシステムを業務に適用するためのコンサルティングサービスを提供します(費用別途)。
モジュール:「技術」の見える化
主要機能
・技術ばらしツリー/マトリクス
・技術要素の検討手順分析
・技術完成度計算
価格
・最小構成で250万円から
(保守費用別途)
モジュール:「業務」の見える化
主要機能
・タスクリスト
・ガントチャート日程表
・日程表の最適化分析
価格
・最小構成で150万円から
(保守費用別途)
■販売目標、今後の計画など■
ISIDとiTiDの両社は、iPRIME NAVIシステムおよび業務適用コンサルティングサービスの販売により、2010年度に8億円の売上を目指します。また今後、設計者が製品開発の際に直面する課題の管理とその対策を支援する、「判断」の見える化の連携機能の開発を計画しています。
※1)技術ばらし:求める機能を実現するために必要となる技術要素を細分化すること。
※2)ガントチャート:プロジェクト管理や生産管理などで使われる、作業計画およびスケジュールを横型棒グラフで示した工程管理図のこと。
■関連情報へのリンク■
2009年2月16日付プレスリリース/製造業のベテラン設計者の思考を可視化し、最適な設計検討手順を作成する製品企画・設計業務支援システム 「iPRIME NAVI」の提供を開始
http://www.isid.co.jp/news/2009/0216.html
<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
【社名】株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
【代表者】代表取締役社長 水野 紘一
【本社】東京都港区港南2-17-1
【U R L】http://www.isid.co.jp/
【設立】1975年
【資本金】81億8,050万円
【連結従業員】2,269人(2009年3月31日現在)
【連結売上額】751億4,800万円(2009年3月期)
【事業内容】1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営/連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティングなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。
<株式会社iTiDコンサルティング 会社概要>
【社名】株式会社iTiDコンサルティング
【代表者】代表取締役社長 北山 厚
【本社】東京都港区港南2-17-1
【U R L】http://www.itid.co.jp/
【設立】2001年
【資本金】3億円
【事業内容】国内製造業を中心とした製品開発力向上のコンサルティング
開発力に関する調査・分析
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
製造ソリューション事業部 ソリューション開発部 坂井
TEL: 03-6713-8018 E-Mail: g-qs@group.isid.co.jp
株式会社iTiD コンサルティング
R&D Unit 寺島
TEL: 03-6713-5700 E-Mail: g-service@group.itid.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 広報担当 森、李、入佐
TEL: 03-6713-6100 E-Mail: g-pr@isid.co.jp
※ 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
《関連URL》
http://www.isid.co.jp/
http://www.isid.co.jp/news/2009/0216.html
http://www.itid.co.jp/
iPRIME NAVIは、製品開発における最適な開発計画の立案を誰にでも可能にする業務支援システムです。開発担当者はこのシステムを利用して、予期しない日程遅延やコスト増加を未然に回避することができるようになります。
従来、製品開発のための日程計画は、ベテラン設計者が開発経験を基に、期間やコストの制約と開発目標の間の複雑な関係を精査して、その技術的検討を設計者の作業タスクとして割り当てて作成していました。そのため、開発計画の立案は知見が暗黙知化しやすく、ナレッジの共有が困難でした。
iPRIME NAVIにより開発担当者は、製品の開発目標と技術仕様の複雑な依存関係を分析し、その結果示唆される依存や背反の強さの情報を基にして、作業タスクの抜け漏れや手戻りのない日程計画を立てることができます。また、作成した計画はその場で目標日程に対する完了見込みを検証することが可能になります。
■背景■
製造業における製品の企画・設計業務では、開発担当者は厳しい期間制約の中で目標とする機能・品質・コストを実現するために、広範で複雑な依存関係を持つ技術仕様を効率的に決定しなくてはなりません。しかしこれまでは、検討手順や日程計画の作成の多くをベテラン設計者の経験に頼っており、技術仕様の背反関係や、変更の影響範囲を開発担当者が十分に把握していないことが原因で予期せぬ開発トラブルを引き起こし、日程遅延やコスト増加を招いてしまうケースが多々ありました。
ISIDとiTiDは、数多くの製品開発プロセスの改革コンサルティングを通じて、開発計画の立案およびそのマネジメントを、「開発の見える化」という独自の手法として提供してきました。
iPRIME NAVIは、この手法に基づいて、開発目標と技術仕様の依存関係を可視化する定量化指標や、それらを紐付けた日程計画の実現性分析を体系化した業務支援システムです。
■iPRIME NAVIの概要■
iPRIME NAVIによる「開発の見える化」は、制約条件や要件を満たす設計根拠を示す「技術」、日程やリソース計画を示す「業務」、直面する課題とその対策の結果を示す「判断」の三軸を連携させたマネジメントにより、上流の構想設計段階から製品開発プロセスを最適化します。
「技術」の見える化では、製品の技術ばらし情報※1の分析により、依存関係や背反関係の強さを明らかにして、技術仕様を抜け漏れや手戻りなく検討するための望ましい手順を導くことができます (Ver1.0の機能として提供)。これを基にして、Ver.2.0で提供を開始する「業務」の見える化では、設計者の作業タスクに期間やリソース、成果物を割り当て、ガントチャート※2形式の日程表を作成することができます。また、技術ばらし情報と作業タスクの関連を考慮したスケジュール分析により、最も手戻りが少なくなるような日程計画への組み替えや、目標日程に対する完了見込みの検証が可能です。
■iPRIME NAVI Ver.2.0による設計・開発の進め方■
1.検討内容を洗い出す
開発目標と技術仕様を細分化して、その複雑な依存関係の強さを定量的に可視化します。
2.検討順序を導く
依存関係の分析機能により、技術仕様の背反関係や変更の影響範囲を明らかにして、抜け漏れや手戻りのない検討手順を導きます。
3.日程計画を作成して開発計画の実現性を検証する
技術仕様を検討する作業タスクを洗い出し、日程計画の最適化や目標日程に対する完了見込みを検証します。
■提供価格■
iPRIME NAVI Ver.2.0の価格は以下のとおりです。ISIDがシステムの販売・導入・保守を実施し、iTiDがシステムを業務に適用するためのコンサルティングサービスを提供します(費用別途)。
モジュール:「技術」の見える化
主要機能
・技術ばらしツリー/マトリクス
・技術要素の検討手順分析
・技術完成度計算
価格
・最小構成で250万円から
(保守費用別途)
モジュール:「業務」の見える化
主要機能
・タスクリスト
・ガントチャート日程表
・日程表の最適化分析
価格
・最小構成で150万円から
(保守費用別途)
■販売目標、今後の計画など■
ISIDとiTiDの両社は、iPRIME NAVIシステムおよび業務適用コンサルティングサービスの販売により、2010年度に8億円の売上を目指します。また今後、設計者が製品開発の際に直面する課題の管理とその対策を支援する、「判断」の見える化の連携機能の開発を計画しています。
※1)技術ばらし:求める機能を実現するために必要となる技術要素を細分化すること。
※2)ガントチャート:プロジェクト管理や生産管理などで使われる、作業計画およびスケジュールを横型棒グラフで示した工程管理図のこと。
■関連情報へのリンク■
2009年2月16日付プレスリリース/製造業のベテラン設計者の思考を可視化し、最適な設計検討手順を作成する製品企画・設計業務支援システム 「iPRIME NAVI」の提供を開始
http://www.isid.co.jp/news/2009/0216.html
<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
【社名】株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
【代表者】代表取締役社長 水野 紘一
【本社】東京都港区港南2-17-1
【U R L】http://www.isid.co.jp/
【設立】1975年
【資本金】81億8,050万円
【連結従業員】2,269人(2009年3月31日現在)
【連結売上額】751億4,800万円(2009年3月期)
【事業内容】1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営/連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティングなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。
<株式会社iTiDコンサルティング 会社概要>
【社名】株式会社iTiDコンサルティング
【代表者】代表取締役社長 北山 厚
【本社】東京都港区港南2-17-1
【U R L】http://www.itid.co.jp/
【設立】2001年
【資本金】3億円
【事業内容】国内製造業を中心とした製品開発力向上のコンサルティング
開発力に関する調査・分析
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
製造ソリューション事業部 ソリューション開発部 坂井
TEL: 03-6713-8018 E-Mail: g-qs@group.isid.co.jp
株式会社iTiD コンサルティング
R&D Unit 寺島
TEL: 03-6713-5700 E-Mail: g-service@group.itid.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 広報担当 森、李、入佐
TEL: 03-6713-6100 E-Mail: g-pr@isid.co.jp
※ 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
《関連URL》
http://www.isid.co.jp/
http://www.isid.co.jp/news/2009/0216.html
http://www.itid.co.jp/
企業情報
企業名 | 株式会社電通国際情報サービス |
---|---|
代表者名 | -- |
業種 | 未選択 |
コラム
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