イーソルのT-Kernel/μITRONベースシステム開発スイート「eBinder」と仮想ソフトウェア開発・デバッグ環境「CoWare Virtual Platform」の連携機能を開発中

イーソル株式会社は、コーウェア株式会社と共同で、イーソルが開発・販売するT-Kernel/μITRONベースシステム開発スイート「eBinder」とコーウェアが開発・販売する仮想ソフトウェア開発・デバッグ環境「CoWare Virtual Platform」を連携動作させるための機能を開発中です。

                                     2009年11月27日
報道関係者各位
                                     イーソル株式会社

         T-Kernel/μITRONベースシステム開発スイート「eBinder」と
  仮想ソフトウェア開発・デバッグ環境「CoWare Virtual Platform」の連携機能を開発中
      〜ターゲットボードレスで、デバイスドライバからアプリケーションまでの
            すべての組込みソフト開発・検証が可能に〜

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田 勉、以下イーソル)は、
コーウェア株式会社(以下コーウェア)と共同で、イーソルが開発・販売するT-Kernel/μITRON
ベースシステム開発スイート「eBinder」とコーウェアが開発・販売する仮想ソフトウェア
開発・デバッグ環境「CoWare Virtual Platform」を連携動作させるための機能を開発中で
あることを発表します。eBinderとCoWare Virtual Platformの連携により、ターゲット
ボードを用いずに、高速な仮想プラットフォーム上でソフトウェアの開発・検証ができる
ようになります。ハードウェアの完成を待たずに、ソフトウェア開発を行えるので、ハードと
ソフトの並行開発を行い、製品を早期に市場に投入することができます。ソフトウェア開発の
大規模化・高機能化が進む、車載機器、デジタルコンシューマ機器などに最適です。

本日開催のコーウェア主催ESV User's Meeting 2009(会場:ホテルインターコンチネンタル
東京ベイ)のイーソルブースにおいて、本内容およびeBinderをご紹介します。

CoWare Virtual Platformは、CPUの命令セット・シミュレータに加え、バスやSoC内外の
周辺デバイスを高速シミュレーションする仮想プラットフォームです。リアルタイムシステム
開発に特化した開発・検証ツールと機能を提供するeBinderとCoWare Virtual Platformを
組み合わせて使うことで、デバイスドライバから上位のアプリケーションまでのすべての
組込みソフトウェアを、PC一台で、短期間、低コストで開発できるようになります。
eBinderは、開発対象ソフトウェアのコンフィギュレーション、ビルド、デバッグから検証
までの一連のソフトウェア開発工程カバーする、C/C++コンパイラを含む開発ツール・機能群
を提供します。リアルタイムOSを使うソフトウェア開発のためにゼロから設計・開発
されているため、同期や排他、割り込みなどリアルタイムシステム特有の課題を容易に
解決できます。正確なマルチプログラミングと複雑なシステムの動きの俯瞰を強力に
支援するeBinderの開発ツールを使って、高品質なソフトウェアを開発できます。

eBinderは、イーソルが開発するソフトウェアプラットフォーム「eCROS」の一要素です。
eCROSはeBinderに加え、T-Kernel/μITRONベースのリアルタイムOS、USBスタックや
ネットワークプロトコル、GUIなどの各種ミドルウェア、製品サポートや受託開発などの
プロフェッショナルサービスから構成されます。CoWare Virtual Platform上でeCROSの
リアルタイムOSやミドルウェアを利用することで、ソフトウェアプラットフォーム構築の
作業を省略できるため、さらに短期間・低コストでのソフトウェア開発を実現できます。


コーウェア株式会社 代表取締役社長 今村 信之様のコメント
「CoWare Virtual PlatformとeBinderの組み合わせは、大規模化が進むソフトウェア開発の
さらなる効率化を迫られている組込みソフトウェア開発者にとって有効な解決策となります。
今後もイーソルとの協業のもと、組込みソフトウェア開発を強力に支援していきます。」

イーソル株式会社 常務取締役エンベデッドプロダクツ事業部長 上山 伸幸のコメント
「CPUに加えてバスや周辺デバイスの高速シミュレーションを行うCoWare Virtual Platform
とeBinderの連携が実現することで、PC一台で、本格的にソフトウェア開発を進められる
環境をご提供できるようになります。eBinderを含むeCROSはカーナビ、カーオーディオなど
の車載機器やデジタルコンシューマ機器などで多くの採用実績があります。eCROSを活用する
ことで、高品質なソフトウェアをさらに短期間・低コストで開発できます。」


■補足資料
【イーソル株式会社と「eCROS」について】
イーソル株式会社は1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、及び流通・物流業界で
実績を重ねてきました。イーソルは、「Inside Solution」をブランドスローガンに、
ユビキタス社会を内側から支える技術者集団として、お客様の満足を第一に、開発、販売
からサポートまで一貫したサービス、トータルソリューションを提供します。
エンベデッドプロダクツ事業部は、組込みシステム開発向けに、ソフトウェアプラット
フォーム『eCROS』をご提供しています。開発環境としては、「eBinder」を用意しています。
またミドルウェアには、幅広いラインアップを揃えています。
日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を
広げています。


*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirect
 はイーソル株式会社の登録商標です。
*eCROS、eT-Kernel、PrUSBはイーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、
特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

イーソル株式会社 エンベデッドプロダクツ事業部
マーケティング部 村上
Tel : 03-5302-1360 / Fax : 03-5302-1361 
e-mail : ep-inq@esol.co.jp 
URL : http://www.esol.co.jp/embedded/

企業情報

企業名 イーソル株式会社
代表者名 長谷川 勝敏
業種 コンピュータ・通信機器

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