【プレスリリース】2012年がどのような年になるか　- ギャラップインターナショナル 国際世論調査 -

　株式会社日本リサーチセンター（本社:東京都中央区、鈴木稲博社長）
が加盟しているギャラップインターナショナル・アソシエーションでは、
50カ国の人々を対象に、「2012年がどのような年になるか」を予想する
ために、国際世論調査「The Voice of the People Survey（世界の人々
の声）」を、本年の10月から12月にかけて実施しました。
この度、その調査結果がリリースされました。その調査結果に、日本の
結果を加えた日本版レポートを発表いたします。
日本の調査結果においては2007年調査からの時系列比較においても分析
しています。

主な質問項目と調査結果の要約

1. あなたご自身は、2012年は2011年より良い年になる、またはもっと
悪い年になる、のいずれだと思いますか。

■ 世界全体の41％が、「12年は11年に比べ、良い年になる」と回答、
「11年と同じ」は23％、「悪い年になる」は27％と、全体としては
楽観的な見方が悲観的な見方を大きく上回った。

■ 地域別に見ると、楽観的な見方（「良い年になる」）が悲観的な見
方（「悪い年になる」）を大幅に上回っている地域は、アフリカ
（+60%）、東アジア（+42%）、中南米（+32%）となっている。一方、
西ヨーロッパでは悲観的な見方（「悪い年になる」）が楽観的な見
方（「良い年になる」）を上回っている（-10%）。

■ 国別に見ると、アフリカではナイジェリア（+82%）とチュニジア
（+64%）、ガーナ（+56%）、東アジアではベトナム（+61%）が、楽
観的な見方が悲観的な見方を50ポイント以上上回っている。逆に悲
観的な見方が楽観的な見方を上回っているのは、G‐7におけるフラ
ンス（-36%）とイタリア（-29%）をはじめ、ヨーロッパ諸国が多い。

■ 日本では悲観的な見方が楽観的な見方を少し上回ったものの（-2%）、
項目の中では「同じ」とする割合（37％）が最も高い。また、2010
年調査結果と比較すると、「悪い年になる」とする割合が19%→23%
と増加している。

2. 2011年に比べて、2012年は景気が良くなる、悪くなる、変わらない、
のいずれだと思いますか。

■ 12年の景気見通しについては、世界全体で31％が「景気は良くなる」
と回答し、「11年と同じ」は27％、「景気は悪くなる」は34％と、
悲観的な見方が楽観的な見方を少し上回った。

■ 地域別に見ると、楽観的な見方（「景気は良くなる」）が悲観的な
見方（「景気は悪くなる」）を大きく上回っている地域はアフリカ
（+51%）、東アジア（+31%）である。一方で北米やヨーロッパでは、
悲観的な見方が楽観的な見方を上回っている。特に西ヨーロッパ
（-45％）で悲観的な見方が強い。

■ 国別に見ると、東アジアではベトナム（+51%）、アフリカではナイ
ジェリア（+80%）やガーナ（+51%）などで、楽観的な見方が悲観的
な見方を大きく上回っている。ヨーロッパ諸国では、ほとんどの国
で悲観的な見方が楽観的な見方を上回っている。特にフランスでは
「悪くなる」とする割合が81%と、50カ国の中で最も大きくなって
いる。

■ 日本は悲観的な見方が楽観的な見方を上回っており（-29%）、2010
年調査結果と比較しても、「景気が良くなる」とする割合は昨年か
らほぼ横ばいだが、「景気が悪くなる」とする割合は29%→37%と増
加している。ただし、「同じ」とする割合も30%→38%と同様に増加
傾向がみられる。

詳細に関しましては、下記PDFファイルを参照ください。

[URL]
http://www.nrc.co.jp/report/111226.html

＜本件に関するお問合せ先＞
株式会社　日本リサーチセンター
ギャラップ・インターナショナル担当スタッフ 熊田、大山
TEL　03-6667-3400（代表）
E-mail: press_release@nrc.co.jp