アメリカの高校生と、震災ボランティア活動を経験した日本の大学生・ＮＰＯ関係者が3.11を語り合うワークショップ

富士山麓や沖縄など全国6地域で自然体験プログラムや環境教育活動を展開しているホールアース自然学校では、株式会社JTBグローバルマーケティング＆トラベルおよび日本財団のご協力のもと、国際交流プログラムで来日するアメリカの高校生と、東日本大震災について学び考えるワークショップを開催します。

この企画は、国際的な視野を持った次世代のリーダー育成を目的とした、アメリカの民間財団が主催する学生交流大使プログラムに参加するアメリカの高校生を対象としたもので、7月3日（火）は100名、7月8日（日）は30名の学生が参加する予定です。

ワークショップでは、以下の3つの企画を予定しています。（※2および3は7月3日のみとなります）

1）震災ボランティア活動に従事した日本の大学生・大学院生が、同世代の目線から自身の活動や学び・気づきを共有する「対話の場」

2）日本財団東日本大震災復興支援チーム・震災がつなぐ全国ネットワークの関係者による導入セッションと「自分にできることはなんだろう」を考えるワークショップ

3）延べ45,000人によるボランティア活動をコーディネートしたＲＱ災害教育センター代表理事による導入セッションと「自分にできることはなんだろう」を考えるワークショップ

ハリケーンや竜巻に代表されるように、アメリカにも必ず天災はやってきます。また、震災から見えてきたエネルギーや地域コミュニティといった多くの課題もまた、世界共通のテーマです。だからこそ、日本が3.11から学んだことを共有し、そこでの学びをこれからどう活かしていくのかを共に考える今回の企画に、大きな意義があると考えています。

◆企画概要

【日 時】7月3日（火）／8日（日）　14時～17時30分
【会 場】日本財団ビル（3日：虎ノ門）／JTBビル（8日：天王洲アイル）
【対 象】本プログラムに参加のアメリカの高校生およそ100名（3日）／30名（8日）
【主 催】ホールアース自然学校・JTBグローバルマーケティング
【協 力】日本財団東日本大震災復興支援チーム・CANPANセンター
【ねらい】
・被災地を訪問する前のアメリカの高校生たちが、3.11における様々な「支援者」の
活動や想いに触れ、来るべき次の天災に向けて「自分にできること」を考える契機とする。
・東日本大震災で様々な支援活動を展開した主体が、外国人に対して自らの活動内容や想いを”Output”することにより、自分をより深く見つめる契機とする。

【分科会概要】

▼第1分科会　「日本の学生たちの動きと学び」
・震災ボランティア活動を経験した日本の大学生とアメリカの高校生によるパネルディスカッション方式による、双方向の対話。
・日本の学生が震災ボランティア活動の具体的な内容やそこで得た感想や想いを語り、その後は自由なディスカッションの場とする。
・「日本でもアメリカでも起こりうる次なる天災」時に、自分たちは何ができるのか・何をすべきなのかを考える時間も設ける。


▼第2分科会　「日本の市民セクターの動きと学び（ネットワーク編）」
・前半は、青柳・松田両氏による導入セッション
・震災がつなぐ全国ネットワークやつなプロ、ROADプロジェクトなど、東日本大震災から生まれたネットワーク型のプロジェクトと、その取り組みや成果・今後の課題等についてお話を頂く。
・後半は、アメリカの学生4～5人が1グループを作り、「日本でもアメリカでも起こりうる次なる天災」時に、自分たちは何ができるのか・何をすべきなのかを考えるワークショップ

▼第3分科会　「日本の市民セクターの動きと学び（ボランティア活動編）」
・前半は、広瀬氏による導入セッション
・RQの活動内容とその成果、さらには震災時ならではの課題や今後取り組むべき社会課題等についてお話頂く。
・後半は、アメリカの学生4～5人が1グループを作り、「日本でもアメリカでも起こりうる次なる天災」時に、自分たちは何ができるのか・何をすべきなのかを考えるワークショップ
・各グループ内で出た意見やアイデア等を共有するふりかえり（20分程度 ※逐次通訳を含む）