知粋館が「第13回日本免震構造協会賞」を受賞
世界初の3次元免震建物としての新規性を評価
株式会社構造計画研究所(本社:東京都中野区、代表取締役社長 CEO:服部正太)は、清水建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮本洋一)、カヤバシステムマシナリー株式会社(本社:東京都港区、社長:石井英勝)と共同で、一般社団法人日本免震構造協会(本部:東京都渋谷区、会長:西川孝夫)より、「第13回日本免震構造協会賞-2012- 技術賞(特別賞)」を授与されました。
■受賞概要
タイトル:阿佐ヶ谷「知粋館」
受賞名:技術賞(特別賞)
受賞者:
髙橋 治(株式会社構造計画研究所)
富澤徹弥(株式会社構造計画研究所)
須原淳二(元・清水建設株式会社)
黒澤 到(清水建設株式会社)
露木保男(カヤバシステムマシナリー株式会社)
■技術の概要
近年、地震に対する備えとして免震構造や制震構造が広く普及されつつありますが、従来までの免震システムは主に水平方向の地震動に対してのみ有効なものでした。その理由として、建物の損傷は上下動よりも水平動による影響が大きいと考えられてきたことが挙げられます。しかしながら、近年では全国的な地震観測網の整備と観測センサーの精度向上に伴い、上下動についてもこれまで考えられてきたよりも影響が大きいことが明らかとなってきています。特に、遠方の海溝型地震に比べて、内陸の直下型地震では水平動と同時に大きな上下動も起こる恐れがあり、実際に2008年の岩手・宮城内陸地震では4000Gal近い上下動が観測されています。
本技術は、水平上下方向を同時に免震化する3次元免震システムを考案し、実際の建物に適用したものです。3次元免震システムは従来、床や機器免震の分野で開発され、コンピュータ室などで部分的に適用されていますが、建物全体の3次元免震は世界で初めての技術です。
■一般社団法人日本免震構造協会について( http://www.jssi.or.jp )
日本免震構造協会は、建築物等に係る免震構造等に関する調査研究を行い、免震構造等の適正な普及と技術の向上に努め、国際組織への協力を行うとともに、より確実な耐震技術の発展と安全で良質な建築物等の整備に貢献し、もって国民生活の向上に寄与することを目的として、平成5年に設立されました。設立後は、逐次免震構造に関する調査研究を重ね、設計、施工、部材関係、維持管理関係等の規準を作成するとともに、これらに基づき講習会、現場見学・研修会及び講演会等を実施して技術者養成並びに技術指導にあたり、免震建築に対する啓発普及を図るとともに関係業界の伸展に貢献しています。
■日本免震構造協会賞について
毎年、免震建築物や免震に関連した事例を募集し、優れた実績に対して「日本免震構造協会」を贈呈し、表彰する制度です。
■会社情報( http://www.kke.co.jp )
構造計画研究所は1956年に建物の構造設計業務からスタートし、それら人工構築物を取り巻く自然現象(地震、津波、風など)の解析やシミュレーションを行う業務を手がけ、さらにはソフトウェア開発をはじめとする情報通信分野、CAD/CAEなどの製造分野、そして人間の意思決定支援分野にまで事業領域を広げてきました。当社は知の循環から生まれる「工学知」を用いてより高い付加価値を提供する知識テクノロジー企業として、また「プロフェッショナル・エンジニアリング・デザイン・ファーム」として、組織や社会が抱える課題を解決いたします。現在は、特に「防災」「スマート」「ビッグデータ」を重点テーマとしてとらえ、高い品質を強く意識したエンジニアリングコンサルを展開しています。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。
※当社では、お客様やパートナーから発表のご承認をいただいた案件のみを公表させていただいております。ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
■受賞概要
タイトル:阿佐ヶ谷「知粋館」
受賞名:技術賞(特別賞)
受賞者:
髙橋 治(株式会社構造計画研究所)
富澤徹弥(株式会社構造計画研究所)
須原淳二(元・清水建設株式会社)
黒澤 到(清水建設株式会社)
露木保男(カヤバシステムマシナリー株式会社)
■技術の概要
近年、地震に対する備えとして免震構造や制震構造が広く普及されつつありますが、従来までの免震システムは主に水平方向の地震動に対してのみ有効なものでした。その理由として、建物の損傷は上下動よりも水平動による影響が大きいと考えられてきたことが挙げられます。しかしながら、近年では全国的な地震観測網の整備と観測センサーの精度向上に伴い、上下動についてもこれまで考えられてきたよりも影響が大きいことが明らかとなってきています。特に、遠方の海溝型地震に比べて、内陸の直下型地震では水平動と同時に大きな上下動も起こる恐れがあり、実際に2008年の岩手・宮城内陸地震では4000Gal近い上下動が観測されています。
本技術は、水平上下方向を同時に免震化する3次元免震システムを考案し、実際の建物に適用したものです。3次元免震システムは従来、床や機器免震の分野で開発され、コンピュータ室などで部分的に適用されていますが、建物全体の3次元免震は世界で初めての技術です。
■一般社団法人日本免震構造協会について( http://www.jssi.or.jp )
日本免震構造協会は、建築物等に係る免震構造等に関する調査研究を行い、免震構造等の適正な普及と技術の向上に努め、国際組織への協力を行うとともに、より確実な耐震技術の発展と安全で良質な建築物等の整備に貢献し、もって国民生活の向上に寄与することを目的として、平成5年に設立されました。設立後は、逐次免震構造に関する調査研究を重ね、設計、施工、部材関係、維持管理関係等の規準を作成するとともに、これらに基づき講習会、現場見学・研修会及び講演会等を実施して技術者養成並びに技術指導にあたり、免震建築に対する啓発普及を図るとともに関係業界の伸展に貢献しています。
■日本免震構造協会賞について
毎年、免震建築物や免震に関連した事例を募集し、優れた実績に対して「日本免震構造協会」を贈呈し、表彰する制度です。
■会社情報( http://www.kke.co.jp )
構造計画研究所は1956年に建物の構造設計業務からスタートし、それら人工構築物を取り巻く自然現象(地震、津波、風など)の解析やシミュレーションを行う業務を手がけ、さらにはソフトウェア開発をはじめとする情報通信分野、CAD/CAEなどの製造分野、そして人間の意思決定支援分野にまで事業領域を広げてきました。当社は知の循環から生まれる「工学知」を用いてより高い付加価値を提供する知識テクノロジー企業として、また「プロフェッショナル・エンジニアリング・デザイン・ファーム」として、組織や社会が抱える課題を解決いたします。現在は、特に「防災」「スマート」「ビッグデータ」を重点テーマとしてとらえ、高い品質を強く意識したエンジニアリングコンサルを展開しています。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。
※当社では、お客様やパートナーから発表のご承認をいただいた案件のみを公表させていただいております。ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
企業情報
企業名 | 株式会社構造計画研究所 |
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代表者名 | 服部 正太 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
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