世界中で愛されるモンチッチ。永遠の定番商品がもっとやわらかく、もっと可愛くなりました。いよいよ7月1日（金）リニューアル発売！

■開発背景

開発スタートから商品発表まで約2年かけ、モンチッチの売場には必ず陳列され定番商品とも言えるスタンダードシリーズのリニューアルを企画。定番の商品をリニューアルするということで、注力されたのはモンチッチの魅力をさらに引き出すことです。モンチッチは誕生から42年、日本でも長い歴史のあるキャラクターと言えます。しかしながら、近年モンチッチに触れた消費者の声で最も多いのが「懐かしい」という言葉。プレミアムスタンダードモンチッチは、「懐かしい」を超えた「おしゃれで新しく、可愛い」モンチッチのイメージづけを強く意識しています。

当社が消費者に対して独自に行ったリサーチから、モンチッチに対するイメージをポジティブな要素だけではなくネガティブな要素までピックアップし、リニューアルの開発に大きく取り入れました。そのひとつが、旧スタンダードモンチッチのボディの手触りです。ぬいぐるみの仕様になっているモンチッチのボディですが、旧スタンダード商品は容量いっぱいに詰められていた綿の量を、リニューアル商品では量を減らしよりやさしく、やわらかい手触りに調整しました。さらに、肌色の赤味をなくし目の位置・鼻の高さなど細かい部分の調整をすることで表情もぐっと明るく、可愛くなりました。

■海外での販売状況から得たヒント

観光地のほか、家電量販店などインバウンドの売場では、いわゆる「爆買い」の対象となるほど中国人に人気のモンチッチ。中国でももちろんモンチッチは販売されていて、オフィシャルショップのような位置づけの「XOXO」というショップが60店舗以上展開されています。それでも、中国の市場においてモンチッチの模倣品が日常的に流通していることは非常に大きな問題となっています。模倣品防止のため、今回のリニューアルに取り入れられたのが「足裏のロゴ」や特徴的な「織ネーム」。模倣品との差別化を得ようと、当社の海外事業部から発案されました。旧スタンダードの織ネームは小さくて比較的存在感がなかったため、リニューアル商品ではモンチッチのイメージカラーである赤ベースのロゴデザインにし、よりおしゃれで大きく目立つものに変更しました。

■これからのモンチッチ

まったく新しく、さらに可愛いデザインに生まれ変わったプレミアムスタンダードシリーズ。そして更に

これまではブラウンカラーだけで展開されていた旧スタンダードシリーズに、色違いで新たにベージュカラーも開発されています（10月1日発売予定）。ベージュカラーのやさしい風合いとおしゃれなカラーリングは、これまでの「なつかしいモンチッチ」のイメージを覆します。当社は、今後もプレミアムスタンダードモンチッチを中心により可愛くなったモンチッチを世界に送り出します。

■モンチッチとは？

「モンチッチ」は、猿に似た妖精をイメージした人形。「モンチッチ」の語源は、フランス語の「モン」（"わたしの"という意味）と「プチ」（"小さく可愛いもの"という意味）でわたしのカワイイもの。またモンキーのモンとおしゃぶりをいつもチュウチュウと吸っているので「モンチッチ」という名前つけられました。

男の子のモンチッチくんと女の子のモンチッチちゃんの2人。1974年に登場以来、多くのシリーズ商品が生まれ、テレビアニメも放映されました。その後ブームは収束し、日本での販売は1986年で終了。その後も人気の高かったフランスでは販売が続いていました。日本では1996年に1970年代のリバイバルブームとモンチッチファンの声に押されて復活。かつて「モンチッチ」で遊び育った子供たちが今ではお母さんとなって「モンチッチ」は親子を結ぶ二世代キャラクターとして愛されています。現在までに世界20数か国で累計7,000万個を販売しています。

■参考/株式会社セキグチ　沿革

1918年、関口セルロイド加工所設立。セルロイド人形の製造を開始

1941年、関口化工株式会社に改組

1969年、「ポッポちゃん」発売

1972年、「くたくたモンキー」発売

1974年、「モンチッチ」誕生

1976年、株式会社セキグチに商号変更。

1980年、「モンチッチ」がテレビアニメになる

2004年、「モンチッチ」誕生30周年、「モンチッチ」結婚式、「ベビチッチ」誕生

2006年、セキグチヨーロッパ設立

2008年、創業90年

2014年、「モンチッチ」誕生40周年

現在に至る。