豊子愷児童文学全集第4巻『小さなぼくの日記』が刊行決定
【日本僑報社発】日本僑報社6月13日の発表によると、『豊子愷児童文学全集第4巻 小さなぼくの日記』が、同社から刊行されることが決まった。7月末に発売される予定。
豊子愷児童文学全集第4巻『小さなぼくの日記』が刊行決定
【日本僑報社発】日本僑報社6月13日の発表によると、『豊子愷児童文学全集第4巻 小さなぼくの日記』が、同社から刊行されることが決まった。7月末に発売される予定。
本書は、中国近代文壇を代表する豊子愷の児童文学全集シリーズ(全7巻予定)の中の1冊。2015年に刊行された『一角札の冒険』『少年音楽物語』『博士と幽霊』の3作に続く、堂々の第4弾となる。
豊子愷は竹久夢二と親交をもち、『源氏物語』『草枕』の翻訳を手がけるなど日本とも深い関わりを持った。
シリーズは、世界中の子供たちに愛された続けた豊子愷作品の中から教訓と深い寓意を含んだ短編や、豊子愷自身の思いの詰まった随筆を収録。
表題作『小さなぼくの日記』は子供の目線から大人たちの理不尽な行動をえがき、『蟹』では電車内での些細な行き違いとそれに伴う心情の変化えがく。激動の時代にも芸術を求め、子供たちを慈しみ続けた豊子愷の魂に触れる一冊。
作家の海老名香葉子さんが「溢れでる博愛は子供たちの感性を豊かに育て、やがては平和につながっていくことでしょう」と推薦の言葉を寄せる。
【海老名香葉子さん 推薦の言葉】
中国児童文学界を代表する豊子愷先生の児童文学全集がこの度、日本で出版されることは誠に喜ばしいことだと思います。
溢れでる博愛は子供たちの感性を豊かに育て、やがては平和につながっていくことでしょう。
【著者紹介】
豊 子愷(ほう しがい)
近代中国の代表的な漫画家・散文家・翻訳家。
1921年(大正10年)日本に短期留学した際、竹久夢二と親交をもち、大きな影響を受けた。帰国後の1925年、新聞に「子愷漫画」の名でひとコマ漫画を発表し「漫画」という言葉を中国で広めた。また「源氏物語」や夏目漱石の「草枕」の翻訳をしたことでも有名。
【監訳者紹介】
日中翻訳学院(にっちゅうほんやくがくいん)
日本僑報社が「よりハイレベルな中国語人材の育成」を目的に、2008年9月に創設した出版翻訳プロ養成スクール。
【訳者紹介】
東 滋子(ひがし しげこ)
北九州市立大学外国語学部中国学科卒業。北京大学留学を経て、翻訳に携わる。中国語通訳案内士。訳書に『中国の未来』(日本僑報社)。日中翻訳学院武吉塾修了。
【豊子愷児童文学全集】
◆第1巻『一角札の冒険』
豊子愷・著、日中翻訳学院・監訳、小室あかね・訳、林屋啓子・編集協力
――次から次へと人手に渡る「一角札」のボク。社会の裏側を旅してたどり着いた先は……。世界中で読まれている中国児童文学の名作。
◆第2巻『少年音楽物語』
豊子愷・著、日中翻訳学院・監訳、藤村とも恵・訳、林屋啓子・編集協力
――家族を「ドレミ」に例えると? 音楽を愛する少年の話から始まる未来の音楽家のための短編集。世界で読まれている児童文学の名作。
◆第3巻『博士と幽霊』
豊子愷・著、日中翻訳学院・監訳、柳川悟子・訳、林屋啓子・編集協力
――霊など信じなかった博士が見た幽霊の正体とは? 人間の心理をときに鋭く、ときにユーモラスに描いた傑作短編集。
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企業情報
企業名 | 日本僑報社 |
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代表者名 | 段躍中 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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