日本僑報社、中国の著名な外交専門家呉建民氏の追悼特集を配信

中国の著名な外交専門家で、小社刊『中国式コミュニケーションの処方箋』の共著者である呉建民氏(元駐フランス大使、元外交学院長)が6月18日、中国の湖北省武漢で急逝されました。突然の訃報に大変驚いています。ここにご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。今号のメールマガジン(メルマガ)は急きょ予定を変更し、「呉建民氏追悼」として特集を組みました。呉氏を追悼する意味でも、中国人ネットワークの強さの秘訣を明かした対人交流の実践書『中国式コミュニケーションの処方箋』を紐解いていただければと思います。

日本僑報社、中国の著名な外交専門家呉建民氏の追悼特集を配信

中国の著名な外交専門家で、小社刊『中国式コミュニケーションの処方箋』の共著者である呉建民氏(元駐フランス大使、元外交学院長)が6月18日、中国の湖北省武漢で急逝されました。突然の訃報に大変驚いています。ここにご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

今号のメールマガジン(メルマガ)は急きょ予定を変更し、「呉建民氏追悼」として特集を組みました。呉氏を追悼する意味でも、中国人ネットワークの強さの秘訣を明かした対人交流の実践書『中国式コミュニケーションの処方箋』を紐解いていただければと思います。

ちなみに本書は呉氏のあまたある著書のうち、単行本としては初めて日本語訳され、日本で出版された一冊です。弊社では今後、呉氏の他の著作を日本で翻訳出版することも計画しています。

明後日(24日)は北京で告別式があるそうです。残念ながら参列することはかないませんが、この特集をもって哀悼の意を表したいと思います。

目次

1)著名な外交専門家、『中国式コミュニケーションの処方箋』の呉建民氏追悼

http://www.heb.chinanews.com/zxjzkhb/20160620347500.shtml

2)趙啓正・呉建民著『中国式コミュニケーションの処方箋』

http://duan.jp/item/185.html

3)『中国式コミュニケーションの処方箋』 著者、訳者、監訳者紹介(刊行当時)

http://duan.jp/item/185.html

4)『中国式コミュニケーションの処方箋』 目次

http://duan.jp/item/185.html

 

5)『中国式コミュニケーションの処方箋』 はじめに(抜粋)

http://duan.jp/item/185.html

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1)著名な外交専門家、『中国式コミュニケーションの処方箋』共著者の呉建民氏追悼

http://www.heb.chinanews.com/zxjzkhb/20160620347500.shtml

【日本僑報社発】中国メディアによると、中国の元駐フランス大使、元外交学院長で、著名な外交専門家の呉建民氏が6月18日、中国内陸部の湖北省武漢で交通事故に遭い、死去した。77歳。

1959年、北京外国語学院を卒業後、中国外務省に入省。毛沢東や周恩来の仏語通訳を務めた後、同省報道局長、駐オランダ大使、駐フランス大使などを歴任。2003~08年に外交学院長。国政助言機関、全国政治協商会議の副秘書長や外務省の外交政策諮問委員も務めた。

著書に『我与世博有縁』(私と万博とのつながり)、『在法国的外交生涯』(フランスにおける外交人生)、『我的中国夢:呉建民口述実録』(私のチャイナドリーム:呉建民口述記録)などがある。

また日本語版に、趙啓正氏(中国人民大学新聞学院院長、元中国国務院新聞弁公室主任)との共著『中国式コミュニケーションの処方箋』(日本僑報社)がある。

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日本僑報社の段躍中編集長は、中国メディア「中国新聞」(6月20日付)のインタビューに答え、「18日に(知人の)香港の記者から“微信”(ウィーチャット、中国のSNS)でこの訃報を受けた時、作り話かと思いました。あの学識が高く、熱心で、英知にあふれた方が突然死去されたとは信じがたい」と語った。

その後、段編集長は微信などを通じ、呉建民氏が昨年来日した際に同社のために揮毫した姿をとらえた写真を発信し、哀悼の意を示した。

日本僑報社は昨年、呉建民氏の著書の日本語版『中国式コミュニケーションの処方箋』を出版したこともあり、呉氏との関係は非常に深い。

本書は呉氏の多数ある著書のうち、単行本としては初めて日本語訳され、日本で出版された一冊。

昨年7月、呉氏が日中関係シンポジウムに出席するため来日した際、段躍中編集長の妻で日本僑報社の段景子社長は、刷り上ったばかりの『中国式コミュニケーションの処方箋』を呉氏に進呈した。

段景子社長は、その際に呉氏が日本僑報社に対し「中日交流の最前線にあって、中国の声を日本に伝え、日本の声を中国に伝えている」と同社を高く評価したことが忘れられないという。

また呉氏はその場で「中国の外交思想を日本の人たちに知ってほしい」と語り、帰国後すぐに自身の著書で意欲作の『外交案例』(外交実例)をEMS(国際スピード郵便)で送り届けてくれた。段景子社長は「彼はじつに約束を守る人で、いつも理想を抱いていました。同書の日本語版の出版で、日本をはじめ世界の人々に中国を理解してもらいたかったのです」と振り返る。

段躍中編集長は6月19日に『毎日新聞』『東京新聞』『日本経済新聞』、共同通信社など日本の大手メディアのほとんどが呉建民氏の訃報を掲載、発信したことに対し、「1人の中国人外交官の死去が、このように多くの日本メディアの関心を集めるのは珍しい」と語る。

また昨年8月、北京で開催した『中国式コミュニケーションの処方箋』日本語版の出版記念・記者発表の席で、呉氏と趙啓正氏が多くの日本人記者に囲まれ、親しく話していた姿を覚えている。

「印象深いのは、彼の中日関係への見方がきわめて見識の高かったこと。彼は『中日友好は歴史の趨勢であり、民間交流は非常に重要だ』と認識していました」と段編集長は語る。

日本では大手メディアのみならず、フェイスブックやツイッターなどのSNSでも呉建民氏の死を悼む声が多く見られた。

段編集長は、呉氏の外交理念をこう総括できるという。

「平和と発展がこんにちの世界の主流である。拡張せず、覇を唱えず、同盟を結ばないというのが、中国の外交政策の核心であり理性的な選択である」

その上で段編集長は、「彼の思想は中国国内のみならず、世界にとっても必要なもの。平和とウインウイン(共存共栄)の理念は、覆すことのできない世界の潮流で、人類がともに推進すべきものです」と強調する。

さらに段編集長は、日本僑報社が『外交案例』を日本で翻訳出版する計画を明らかにしたほか、6月22日配信のメールマガジン「日本僑報電子週刊」で呉建民氏を追悼し、その生涯の功績をたたえたいと強く語った。

(中国新聞網6月20日付「旅日華人出版家眼中的呉建民:儒雅睿智有胸懐」、日本僑報社編集翻訳)

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2)趙啓正・呉建民著『中国式コミュニケーションの処方箋』

http://duan.jp/item/185.html

世代の溝を埋め成功に導く『中国式コミュニケーションの処方箋』は2015年8月、日本僑報社より刊行された。

著者は、上海市副市長、中国共産党中央対外宣伝弁公室主任などを歴任し、現在は中国人民大学新聞学院院長の趙啓正(ちょう・けいせい)氏と、中国外交部報道局局長などを歴任し、現在は同外交部諮問委員会委員を務める呉建民(ご・けんみん)氏=当時。

本書は、この2人のメディア・外交のプロが、中国人エリートのために開いたコミュニケーション力アップのための特別講義を書籍化したもの。悩める若者たちに、プロの視点から交流術の神髄を伝授する、いわば中国版「白熱教室」だ。

中国人にも「コミュ障」(コミュニケーション障害)急増中!?

強固な結束力と社交的な性格で世界三大商人の一つと言われてきた中国人。しかし近年、日本と同様に対人関係が苦手な若者が急増しているという。

○能力があるのに評価されない

○会話、スピーチが苦手だ

○部下、上司とうまくいかない

○家族がぎくしゃくしている

人間関係に不安を抱えるすべての人に贈る、対人交流の秘訣のあれこれ。

なぜ中国人ネットワークは強いのか?といった大きな疑問も明らかになる、まさに『中国式コミュニケーションの処方箋』。

翻訳は、『中国人特派員が書いた日本』(日本僑報社)などの訳書がある村崎直美(むらさき・なおみ)さん。

監訳は、日本僑報社創設の日中翻訳学院が務めた。

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3)『中国式コミュニケーションの処方箋』 著者、訳者、監訳者紹介(刊行当時)

http://duan.jp/item/185.html

【著者紹介】

趙啓正(ちょう・けいせい)

1940 年生まれ。中国科学技術大学核物理専攻を卒業し、科学研究や設計などの分野で20年以上活躍。上海市副市長、党中央対外宣伝弁公室主任等を歴任。

現在は中国人民大学新聞学院院長、南海大学濱海開発研究院院長を務める。

著書に『向世界説明中国――趙啓正演講談話録』(世界に向けて中国を語る――趙啓正講演談話録)、『中国人眼中的美国和美国人』(中国人から見たアメリカとアメリカ人)、『浦東邏輯――浦東開発和経済全球化』(浦東ロジック――浦東開発と経済のグローバル化)等がある。

呉建民(ご・けんみん)

1939 年生まれ。北京外国語学院(現在の北京外国語大学)フランス語学部を卒業し、外交活動に50年余り携わる。

中国国連常駐代表団参事官、駐ベルギー大使館・駐EU外交団の政務参事官、外交部報道局局長・報道官、駐オランダ王国特命全権大使、駐フランス大使等を歴任。

現在は、中国外交部諮問委員会委員、国際展覧局名誉主席を務める。

著書に『我与世博有縁』(私と万博とのつながり)、『在法国的外交生涯』(フランスにおける外交人生)、『我的中国夢:呉建民口述実録』(私のチャイナドリーム:呉建民口述記録)等がある。

【訳者紹介】

村崎直美(むらさき・なおみ)

東洋女子短期大学英語英文学科、放送大学教養学部卒業。1995年~1996 年に西北大学(中国・西安市)へ語学留学。

主な訳書に『中国人特派員が書いた日本』(日本僑報社、1999年)、『私が出会った日本兵――ある中国人留学生の交遊録』(日本僑報社、2000年)がある。

【監訳者紹介】

日中翻訳学院(にっちゅうほんやくがくいん)

日本僑報社が「よりハイレベルな中国語人材の育成」を目的に、2009年9月に創設した出版翻訳プロ養成スクール。

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4)『中国式コミュニケーションの処方箋』 目次

http://duan.jp/item/185.html

はじめに

第一章 交流、それは人生をさらに素晴らしくする

一 交流は一種の技術である

二 交流が上手くできなければ、知識も無駄になる

三 「コミュニケーション障害」を克服する

四 両親との交流から始めよう

五 一回のスピーチが人生を変える

六 交流が上手な人は幸せである

第二章 交流、それは範囲を広げすぎてはいけない

一 交流は、誠意をもって対応しなければならない

二 発言には根拠が必要で、批評は政治に留意しなければならない

三 決して彼の方を見ないようにする

四 話を聞きながら居眠りしてはいけない

五 三人行けば、必ず我が師あり

六 三十歳のときに、四十歳の知恵を持つ

第三章 ここから、交流を学ぶ

一 初めての演説

二 交流は誠意の演出である

三 読書は広義の交流である

四 口論は交流のタブーである

五 「短所」を「長所」に変える

六 決まり文句では人の心を動かせない

第四章 公共外交の幕開け

一 客は主人に従い、主人は客に従う

二 文化が思想を決定づけ、思想が行動に影響する

三 公共関係は一度きりのものではない

四 己の欲せざる所、人に施すこと勿れ

五 公共外交は、一人一人にその責任がある

第五章 青年へ贈る言葉

一 交流、それは互いを温め合うもの

二 交流は、職場をなじみのあるものにする

第六章 中国人は中国の夢を見る

一 理想は、あなたを前進させる

二 自分の道をどのように選ぶか

三 人を怨むより自分を怨む

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5)『中国式コミュニケーションの処方箋』 はじめに(抜粋)

http://duan.jp/item/185.html

日々の生活を大切にする人たち、特に若い友人たちにこの本を捧げます。交流は人生に大きなメリットがあり、自分の交流意識を高めることは人生をさらに素晴らしくするという一種の啓発を、読者の皆さんに受け取っていただけたらと思っています。 (中略)

交流することが上手な人は、生活や仕事がしやすい環境を手に入れやすく、仕事上でも成功をおさめやすいものです。一般に、十分な交流と、時機にかなったコミュニケーションは、成功者に不可欠な基本的資質といえるでしょう。

交流に関する意識と能力にすぐれた人は、交流を一種の技術とみなし、自分にいくらかの水準を設定します。多くの場面で、意識的に発言し、質問や回答をすることで、おのずから得るものがあり、やがてそれが習慣になることで、自然に実行できるようになります。どんな職業に従事し、人生のどんな段階にいたとしても、意識的に、また適度に交流の対象と範囲を広げることで、さらに大きな成功と、さらに多くの精神的な喜びを得られるということを、読者の皆さんと共に探索したいと思っています。

二〇〇九年十月、私と呉建民氏は、「交流は人生をさらに素晴らしくする」をテーマに、たいへん奥深い対話を行いました。その成果は、『交流使人生更美好』(交流は人生をさらに素晴らしくする)というタイトルで世界知識出版社から出版され、中国中央電視台の番組でも紹介されました。

二〇一二年十一月、私たちは上海戯劇学院を訪問し、大学生のコミュニケーション能力育成の必要性について話し合いました。同校の教育課程、特に「対話」を重んじる育成法について理解を深め、学校幹部と相談し、上海戯劇学院をはじめ、上海市内の複数の大学から約百名の学生を集めて、四部構成の対話を行うことを決めました。テーマは同じく「交流は人生をさらに素晴らしくする」です。半世紀もの年齢差がある若い学生たちとの対話でしたが、ジェネレーションギャップを乗り越えることができ、たいへん喜ばしく思いました。そして、学生たちが大きな関心を寄せる話題に、私は深く考えさせられました。彼らの熱意に影響され、私たちも真摯に対応しました。新しい世代が古い世代に取って代わる、この流れは阻むことができないと確信しています。

私たち二人は、人生のほぼ大半の段階を経験してきたので、対話の中でさまざまな角度から問題を提示し、さまざまな角度から学生たちが注目する話題について答えました。しかし、私たちの回答が唯一のものではありません。読者の皆さんが、さらに良い回答をしてくださるのではないかと思っています。

本書は二日間にわたる対話の内容をまとめた、交流に関する一般向けの読み物です。本文は対話の進行順ではなく、テーマ別に再構成しました。各章にそれぞれテーマがあり、また関連性があります。

本書が若者たちや皆さんの思考を何かしら啓発し、潜在的なコミュニケーション能力を解放させ、さらに質の高い生活を作り出すことに役立てば、たいへん光栄に思います。

(以下略)

趙 啓正、呉 建民

二〇一三年八月一日

※『交流使人生更美好』(交流は人生をさらに素晴らしくする)の序文より一部引用

 



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企業名 日本僑報社
代表者名 段躍中
業種 新聞・出版・放送

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