エコマリンパワー社が硬帆装置の特許取得
船舶用の低燃費低排ガスソリューションを開発するエコマリンパワー株式会社は、EnergySail®技術のコア要素をカバーする特許を取得したと発表しました。
海洋業界にクリーンパワーを供給しCO2排出を低減する革新的硬帆
2016年10月26日、福岡 - 船舶用の低燃費低排ガスソリューションを開発するエコマリンパワー株式会社は、EnergySail®技術のコア要素をカバーする特許を取得したと発表しました。この特許取得により技術ライセンスを前進させ、EnergySail®とその関連する技術の商用生産を2018年から始めることができるようになりました。
EnergySail®はソーラーパネルや風力装置などの様々な再生可能エネルギー技術を取り付けることができる先進的な硬帆装置です。船舶用に特別にデザインされた、実に独特の再生可能エネルギープラットフォームで、貨物船やRoRo船から旅客フェリーや沿岸警備船に至る幅広いタイプの船舶に適しています。EnergySail®は、船のライフサイクルの間に、新しい技術が利用できるようになった時には、アップグレードにより新技術を簡単に取り入れられるよう柔軟性のあるデザインになっています。
今回取得した特許では、EnergySail®に組み込まれている格子構造や機能パネル、突風の負荷を減らす装置を含むデザイン要素がカバーされています。これらの要素はセイル型の装置としても適用でき、また風力装置やソーラーパワー装置のプラットフォームとしても使用できます。
近代的な船舶デザインにEnergySail®と組み込む一例にAquariusエコシップがあります。この低排ガスで持続可能な船舶デザインのコンセプトにはEnergySailアレイとその他関連する技術も入っており、風力と太陽エネルギーの両方を利用して、船の低燃費低排ガスを実現します。
エコマリンパワー社の最高技術責任者であるアトキンソン・グレッグ氏は「これは当社にとって重要なマイルストーンの1つで、今回の特許取得によって、当社が船舶用に開発中の低燃費低排ガスソリューションの革新的な性質が例証された事になります。この特許に関する技術は海上輸送に応用され、沿岸やオフショアの再生可能エネルギープロジェクトにも取り込むことも可能です」と述べています。
すでに船社数社がEnergySail®に関心を示しており、最初の生産バージョンの製造を、1980年代に硬帆の生産をしていた寺本鉄工所が行っています。
また、当社は風力と太陽エネルギーの船舶利用に関する別のコンセプトの特許を、日本および米国で取得しています。
EnergySail®に関する詳細な情報は、http://www.ecomarinepower.com/ja/energysail をご覧ください。
エコマリンパワー社について
エコマリンパワー株式会社(EMP)は、国際性に焦点をあてたテクノロジー企業です。旅客フェリーや調査船、オイルタンカー、貨物船などの船舶用 に、再生可能エネルギーを基にした燃料節約と排ガス低減ソリューションを開発しています。これらテクノロジーには、EnergySail®やAquarius MASTM、特許取得済みのAquarius MREシステムTMがあります。
EMP社は、最新の再生可能エネルギー技術を組み入れた持続可能シップコンセプトを開発し、AquariusエコシップやAquarius無人水上船(USV)などのデザインプロジェクトにも取り組んでいます。拠点は福岡。
エコマリンパワー社についての詳しい情報は http://www.ecomarinepower.comをご覧ください。
※Eco Marine Power®(ロゴマーク含む)、EnergySail®、Aquarius MRE® はエコマリンパワー株式会社の登録商標です。
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企業情報
企業名 | エコマリンパワー株式会社 |
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代表者名 | アトキンソン グレッグ |
業種 | 運輸・交通 |
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