STRグローバル アジア・パシフィック 2012年10月期ホテルパフォーマンス調査を発表

STRグローバル(本社:ロンドン)は2012年10月期アジア・パシフィックのホテルパフォーマンス調査を発表しました。今回の調査においてアジア・パシフィック全体の稼働率・客室平均単価(以下ADR)・販売可能客室一室あたり収益(以下RevPAR) の結果は全て減少していることがわかりました。

2012年10月期のアジア・パシフィックの稼働率は70.9%(-0.2%)、ADRはUS$135.51(-0.6%)、RevPARはUS$96.08(-0.8%)でした。(USドル換算、カッコ内は昨年同月比増減率)

今回の調査にあたり、STRグローバルのマネージングディレクターであるエリザベス・ランダール・ウィンクル(Elizabeth Randall Winkle)は次のようにコメントしています。「嬉しいことに、今回の調査より中国のサンプル数が世界第2位の規模にまで発展しました。英国の2,900軒に次ぎ、中国では1,900軒が弊社のベンチマークレポートを利用し市場分析を行っています(スミストラベルリサーチ傘下の米国を除く)。」

「10月の中国のパフォーマンスは稼働率が67%、ADRはUS$111でした。この数値はアジア・パシフィック全体平均の稼働率71% ADR$136と比較して低い水準にあります。中国全体の客室供給数は昨年対比+3.5%まで縮小しましたが、依然としてアジア・パシフィック全体の+2.9%よりも高い水準です。こうしたことが中国のパフォーマンスを下げる原因となっています。」

2012年10月のアジア・パシフィックの主な市場動向は以下の通りです。(ADR・RevPARは現地通貨換算。カッコ内は昨年比増減率)

-最も稼働率が上昇をしたのはバンコク(タイ)70.2%(+20.1%)、続いてデリー(インド)68.5%(+12.1%)でした。
-最も稼働率が下降をしたのは台北(台湾)68.7%(-9.3%)でした。
-次の4都市でADRが2桁上昇しました:ジャカルタ(インドネシア)IDR989,081.91 (+21.4%)、続いて東京(日本)16,599.58円(+20.9%)、台北 TWD5,978.13(+14.4%) バリ(インドネシア)IDR1,344,455.67(+11.7%)。
-オークランド(ニュージーランド)はADR NZD141.84(-54.6%)、RevPAR NZD111.55(-55.9%)共に急降下しました。
-次の3都市でRevPARが20%以上上昇しました:バンコク THB2,001.16(+28.7%)、東京 14,282.24円(21.0%)、ジャカルタ IDR769,637.95(+20.3%)
-日本のパフォーマンスは 稼働率80.4%(+1.3%)、ADR12,165.92円(+8.7%)、RevPAR 9,786.31円(+10.2%)となりました。


各国のパフォーマンスは以下の通り。

オーストラリア:
稼働率 78.1% (+0.4%) ADR AUD177.91(+1.6%)RevPAR AUD138.94(+1.9%)
中国
稼働率 67.2% (-2.6%) ADR CNY697.19 (-1.0%) RevPAR CNY468.31 (-3.7%)
インド:
稼働率 59.3% (+9.4%) ADR INR6,585.05 (-1.6%) RevPAR INR3,906.67 (+7.6%)
日本:
稼働率 80.4% (+1.3%) ADR JPY12,165.92 (+8.7%) RevPAR JPY9,786.31 (+10.2%)
シンガポール:
稼働率 84.3% (-1.6%) ADR SGD295.69 (+2.0%) RevPAR SGD249.19 (+0.4%)

※昨年比増減率は2012年と2011年を比較した増減率。

企業情報

企業名 STRグローバル
代表者名 石田恵
業種 旅行・観光・地域情報

コラム

    STRグローバルの
    関連プレスリリース

    STRグローバルの
    関連プレスリリースをもっと見る

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域