【画期的な一体化により、高性能シンチレータの即時活用/製品化をサポート】 放射線測定用Sensor Kit (センサーキット)の販売開始
サンゴバン株式会社(本社:東京都千代田区)はシンチレータ結晶・PMTに高電圧電源・ディバイダとMCAとを統合した新製品Sensor Kit(センサーキット)の製造/販売を開始致しました。これにより、従来は高度な知見と技術を必要とした高性能シンチレータを即座にご活用/製品化することが可能となります。
【経緯・理由】
シンチレータによる放射線の測定には、PMT(光電子増倍管)との接続/光取出し、高圧電源や信号の解析に関する電子回路などに多くの機器を必要とし、その設計・調整には特殊性の高い高度な技術と知見が必要でした。これは、新規参入を目指す企業や、緊急性が高い特殊な需要をお持ちのお客様には、非常に高い障壁となっておりました。そこで弊社は米Bridgeport社との共同開発により、シンチレータ結晶からPMT及び、高電圧電源、ディバイダ、MCA(マルチチャンネル波高弁別器)までを統合した製品「Sensor Kit(センサーキット)」を製造/販売することと致しました。これにより、どのお客様におかれても、高品質シンチレータの性能を即座に、より手軽にフル活用した放射線測定や用途別放射線測定器の開発をすることが可能となりました。
【特徴・差別点】
■結晶・PMT・電子回路を最適なセッティングで統合→事業化・参入へのリスク/時間/コストを削減
■オープンソース、オープンアクセスのソフトウェア使用→コスト削減/お客様側での調整可能
■サンゴバン製シンチレータ結晶各種に対応(NaI, LaBr3, BGOなど)
■USB接続(電力供給も)、ワイヤレス接続に対応→時間/コスト削減
■MCA及び、高電圧部のみのモデルも有り、自由なシンチレータ・PMTとの組み合わせが可能
【国内での導入事例】
日本では、福島県の牛の放射能汚染検査のため、福島県畜産課および畜産研究所がNaI(Tl)シンチレーション検出器にSensor-Kitを適用しました(特願2014-041773)。Sensor Kitは高性能かつ調整済みの完成されたシステムとして、放射線測定が専門分野ではない団体でも短期間での導入が可能です。
【オプション:Performance Stabilization(パフォーマンス・スタビリゼーション)】
このSensor Kitの性能を更に向上させるためのオプションとして、サンゴバンはこの春新たにPerformance Stabilizationを発売致します。これは文字どおりシンチレータの機能を広範囲の温度環境下で
安定化させるためのファームウェアであり、主に以下の特長を有しております。
■広い温度範囲(マイナス20℃~50℃)に亘りゲインを安定化(±5%以内)
■同様の温度範囲にてエネルギー分解能を安定化(±5%以内)
■パイルアップ除去への最適化を同様の温度範囲内で維持
現在のところ本オプションはNaI(Tl)のみ対応となっておりますが、順次他の結晶やプラスチックシンチレータにも展開してゆく計画です。
【今後の販売の方針・見通し】
サンゴバンでは放射線測定分野への新規参入を検討する企業や、資金面や技術面の制約により悩みを抱える小規模事業者などへのSensor Kitの紹介、拡販を目指します。既に米国や欧州では、民間のセキュリティーチェックや安全保障分野で採用実績が広まっているため、オリンピック開催準備や安全保障の強化が進む日本国内でも同様の成果を目指します。
◆会社概要・事業部概要
サンゴバン・グループは、サンゴバン社(フランス)を中心に1200を超える関連企業から構成されるグローバル企業で、持続可能な経済成長に貢献する最先端の建築用製品および高機能材料の開発、製造、販売分野で事業を展開しています。約18万人の人材が64ヶ国で活動し、2014年には410億ユーロ(約5兆7千億円)を売り上げております。クリスタル分野においては、業界大手の一つとして、シンチレータ用結晶を中心に事業を展開しています。
同グループは日本において、サンゴバン株式会社や、その他子会社、合弁会社などの日本企業を通じて、板ガラス、断熱材、高機能材料(セラミック、クリスタル、プラスチック、耐火材、研磨材)の製造、流通、研究開発等を手がけており、約900名の従業員を擁しています。
◆サンゴバン株式会社WEBサイト
www.saint-gobain.co.jp
シンチレータによる放射線の測定には、PMT(光電子増倍管)との接続/光取出し、高圧電源や信号の解析に関する電子回路などに多くの機器を必要とし、その設計・調整には特殊性の高い高度な技術と知見が必要でした。これは、新規参入を目指す企業や、緊急性が高い特殊な需要をお持ちのお客様には、非常に高い障壁となっておりました。そこで弊社は米Bridgeport社との共同開発により、シンチレータ結晶からPMT及び、高電圧電源、ディバイダ、MCA(マルチチャンネル波高弁別器)までを統合した製品「Sensor Kit(センサーキット)」を製造/販売することと致しました。これにより、どのお客様におかれても、高品質シンチレータの性能を即座に、より手軽にフル活用した放射線測定や用途別放射線測定器の開発をすることが可能となりました。
【特徴・差別点】
■結晶・PMT・電子回路を最適なセッティングで統合→事業化・参入へのリスク/時間/コストを削減
■オープンソース、オープンアクセスのソフトウェア使用→コスト削減/お客様側での調整可能
■サンゴバン製シンチレータ結晶各種に対応(NaI, LaBr3, BGOなど)
■USB接続(電力供給も)、ワイヤレス接続に対応→時間/コスト削減
■MCA及び、高電圧部のみのモデルも有り、自由なシンチレータ・PMTとの組み合わせが可能
【国内での導入事例】
日本では、福島県の牛の放射能汚染検査のため、福島県畜産課および畜産研究所がNaI(Tl)シンチレーション検出器にSensor-Kitを適用しました(特願2014-041773)。Sensor Kitは高性能かつ調整済みの完成されたシステムとして、放射線測定が専門分野ではない団体でも短期間での導入が可能です。
【オプション:Performance Stabilization(パフォーマンス・スタビリゼーション)】
このSensor Kitの性能を更に向上させるためのオプションとして、サンゴバンはこの春新たにPerformance Stabilizationを発売致します。これは文字どおりシンチレータの機能を広範囲の温度環境下で
安定化させるためのファームウェアであり、主に以下の特長を有しております。
■広い温度範囲(マイナス20℃~50℃)に亘りゲインを安定化(±5%以内)
■同様の温度範囲にてエネルギー分解能を安定化(±5%以内)
■パイルアップ除去への最適化を同様の温度範囲内で維持
現在のところ本オプションはNaI(Tl)のみ対応となっておりますが、順次他の結晶やプラスチックシンチレータにも展開してゆく計画です。
【今後の販売の方針・見通し】
サンゴバンでは放射線測定分野への新規参入を検討する企業や、資金面や技術面の制約により悩みを抱える小規模事業者などへのSensor Kitの紹介、拡販を目指します。既に米国や欧州では、民間のセキュリティーチェックや安全保障分野で採用実績が広まっているため、オリンピック開催準備や安全保障の強化が進む日本国内でも同様の成果を目指します。
◆会社概要・事業部概要
サンゴバン・グループは、サンゴバン社(フランス)を中心に1200を超える関連企業から構成されるグローバル企業で、持続可能な経済成長に貢献する最先端の建築用製品および高機能材料の開発、製造、販売分野で事業を展開しています。約18万人の人材が64ヶ国で活動し、2014年には410億ユーロ(約5兆7千億円)を売り上げております。クリスタル分野においては、業界大手の一つとして、シンチレータ用結晶を中心に事業を展開しています。
同グループは日本において、サンゴバン株式会社や、その他子会社、合弁会社などの日本企業を通じて、板ガラス、断熱材、高機能材料(セラミック、クリスタル、プラスチック、耐火材、研磨材)の製造、流通、研究開発等を手がけており、約900名の従業員を擁しています。
◆サンゴバン株式会社WEBサイト
www.saint-gobain.co.jp
添付画像・資料
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企業情報
企業名 | サンゴバン株式会社 |
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代表者名 | Javier Gimeno |
業種 | エネルギー・素材・繊維 |