【低レベル放射線】福島第一原発被災地域における長期被ばくが、牛の生体に及ぼす影響調査・研究経過を公表
東日本大震災、そして福島第一原発事故から5年。今もわからない原発事故の被ばく被害。わたしたちの生活や環境への影響をも明確にされていません。30年、40年かかると言われる廃炉への道筋、溶け落ちた核燃料は未だに人間が近づけない程のきわめて高い放射線を発し続けており、放射能汚染という現実に直面したいま、人と自然の共存の仕方や、「生き方」「豊かさ」の定義が問われています。震災後、現地の農家の方々とともに獣医・畜産系や農学系の研究者が集まり挑んできた5年間。これまでに得られてきた科学的なデータを読み解くことで明らかになってきたことは何か。福島第一原発被災地域における4年に及ぶ牛の調査・研究経過を公表します。
特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会 特別シンポジウム
「生きものの記録」福島の再生と未来に向けて
東日本大震災・福島原発事故から5年
長期低レベル放射線の影響を考える
主催 : 特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会
共催 : 一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会
2011年3月11日に発生した東日本大震災と、それにともなう東京電力福島第一原発事故によって、
前者では多くの人命が失われ、後者では多くの動物の生命が奪われました。
原発事故発生当時、原発から半径20キロ圏内に飼育されていた牛は推定3,500頭。
警戒区域への立ち入り禁止や殺処分指示によって大半の牛は餓死したり殺処分されたりしましたが、
牛を家族のように飼育してきた農業者にとって「家族を犬死させろ」という指示のように
思えたとしても不思議ではないのです。
わたしたち、原発事故被災動物と環境研究会では「復興支援」を目的に掲げ、
東日本の大学の研究者を中心に、特に原子力災害による動物への影響が大きかった福島県において、
低レベル放射線の環境下に生きる牛の健康状態などについて、地元畜産農家と臨床獣医師とともに、
震災後より原発20キロ圏内にて前例のない研究・調査を継続しています。
チェルノブイリ原発事故の際も、世界から注目が集まり、多くの研究が行われました。
しかし低レベル被ばくの影響について、議論はあるものの科学的データは残されていません。
福島は後世のたの重要な研究の場として注目されており、特に今回、大きな動物の放射性物質の
体内分布、体内動態のデータが世界で初めて得られています。
東日本大震災から5年───。
多くの人にとっては、震災や津波、原発事故は過去の出来事かもしれません。しかし、被災地では
まだ終わっていません。原発事故の収束作業同様、終わりが見えない福島の動物たちのその後とは。
震災後、低レベルの放射線が長期的に動物に与える影響を調べるため、多分野の獣医・畜産系の研究者
が集まり、挑んできた4年。これまでに得られてきた科学的なデータを読み解くことで明らかになって
きたことは何か。被災地で生きる動物たちにと環境に何が起きているかを考えるシンポジウムを開催し
ます。是非、会場に足をお運びいただきますようお願いいたします。
「生きものの記録」福島の再生と未来に向けて
東日本大震災・福島原発事故から5年 長期低レベル放射線の影響を考える
~同時開催 写真展・ポスター展 『 涙を力に ~命の数だけ答えがある~』
[日時] 2016年2月11日(木・祝)開場12:00 開催13:00~17:00
[会場] 東京大学農学部 弥生講堂
【 リリースおよびシンポジウムプログラム 】
■原発事故被災動物と環境研究会ホームページ > http://liffn.jp/
■公式facebook > https://www.facebook.com/liffn.jp/
〔研究者所属大学〕
岩手大学、北里大学、東北大学、帝京科学大学、東京大学、宮崎大学、サウスキャロライナ大学
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企業情報
企業名 | 一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会 |
---|---|
代表者名 | 伊藤 伸彦 |
業種 | 農林水産 |
コラム
一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会の
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