松竹大谷図書館が、所蔵資料の保存容器を作る資金を【第6弾】クラウドファンディングで募集
公益財団法人 松竹大谷図書館では、同図書館運営費及び所蔵資料のアーカイバル容器(保存箱)の制作のための資金調達を目的とした「【第6弾】歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。 」プロジェクトを、9月5日より、クラウドファンディング「Readyfor(レディーフォー)」にて開始いたしました。
公益財団法人 松竹大谷図書館(東京都中央区)は、同図書館運営及び所蔵資料のアーカイバル容器(保存箱)制作のための資金調達を目的とした「【第6弾】歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。」プロジェクトを、9月5日よりREADYFOR株式会社(東京都文京区、代表取締役:米良はるか、樋浦直樹)が運営するクラウドファンディング「Readyfor」にて開始いたします。
公益財団法人松竹大谷図書館は、昭和33[1958]年に開館した演劇・映画専門の私立図書館で、歌舞伎やその他の演劇、映画に関する、台本、プログラム、写真、文献、雑誌、などの資料を無料で一般公開しています。松竹が手掛けた興行関連資料から他社の資料まで、総数約46万点を幅広く収蔵し、利用者へのサービスに努めています。なかでも、松竹の映画作品について公開当時の新聞や雑誌に掲載された紹介記事などが、作品ごとに松竹の映画宣伝部によって貼り込まれた【映画スクラップ】約4,000冊は、松竹大谷図書館にしかない資料です。紹介記事以外にも、撮影時のスナップ写真や宣伝材料が貼り込まれたものもあり、撮影当時の様子を伺うことができる貴重な資料です。
しかし、特に昭和20[1945]年~41[1966]年のスクラップブック約1,800冊は紙が弱っており、紙片が剥がれ落ちたり、資料そのものがたわんだりするなど、劣化が進行しています。そこで、この【第6弾】プロジェクトでは、支援金により【映画スクラップ】専用のアーカイバル容器(保存箱)を作り、これ以上破損が進まないよう、できる限りよい状態で末永く保存していきたいと考えています。
【 第6弾プロジェクト概要 】
プロジェクト名:「【第6弾】歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。」
(https://readyfor.jp/projects/ootanitoshokan6)
■募集期間 平成29年9月5日(火)~10月25日(水)【50日間】
■実行者 松竹大谷図書館事務局 武藤祥子
■目標金額 250万円(図書館の平成29年度運営資金:160万円/【映画スクラップ】を保護するアーカイバル容器の制作費:90万円)
■募集金額設定 一口 3,000円/5,000円/10,000円/30,000円/50,000円
■リターン 支援金額に応じて趣向を凝らしたリターンがプラスされます。
【3,000円~】松竹大谷図書館HPにお名前記載
【5,000円~】当プロジェクト限定 歌舞伎台本『助六由縁江戸桜』と映画台本『東京物語』の表紙デザインの文庫本カバー
【10,000円~】所蔵する台本(歌舞伎・映画)のうち、200タイトルの中から支援者にお好きな作品を選んでいただき、その台本カバー(台本を保護するための手作りカバー)に支援者のお名前を載せる権利
【30,000円~】浄瑠璃正本「新うすゆき物語」、組上燈籠絵「め組のけんか」のデザインのオリジナル文庫本カバー
【50,000円~】松竹大谷図書館見学会にご招待
※松竹大谷図書館は公益財団法人ですが、このプロジェクトで集める支援金に関しては、購入型のクラウドファンディングを利用するため、寄付者への税制の優遇措置は受けられません。
【 【映画スクラップ】を保護するアーカイバル容器について 】
アーカイバル容器とは、長期間保存し活用していく資料をできるかぎり良い状態で維持するための「いれもの」です。
■戦前から昭和27[1952]年までの【映画スクラップ】233冊は、特に劣化が進んでいるため、1冊ずつ「タトウ式保存箱」というオーダーメイドのアーカイバル容器に入れ、これ以上破損が進まないようにしていきます。しっかりとした厚みのあるアーカイバル容器に入れる事で、書架に立てても自重で破損が進む事を防ぎ、埃や、温度・湿度の変化、光や大気中の酸性ガスといった様々な劣化要因から資料を保護し劣化の進行を抑えることができます。
■昭和28[1953]年から昭和41[1966]年までの【映画スクラップ】1,596冊は、書架1段につき1個ずつ、オーダーメイドのアーカイバル容器「組み立て式棚はめ込み箱」を仕組み、各箱の中に約30冊ずつ保管し、書庫のスペースを考慮しながら、保護していきます。
今回は株式会社資料保存器材さんに、アーカイバル容器の制作をお願いします。
株式会社資料保存器材 URL: http://www.hozon.co.jp/ Tel : 03(5976)5461
【クラウドファンディングとは】
インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。
【 松竹大谷図書館について 】
公益財団法 松竹大谷図書館は、松竹株式会社の創立者の一人、大谷竹次郎が昭和30年に文化勲章を受章したのを記念して、演劇、映画に関する貴重な資料を後世に残し、一般に公開したいという想いで設立した、演劇・映画の専門図書館です。演劇(歌舞伎・文楽・新派・商業演劇を中心に)、映画、日本舞踊、テレビに関する書籍、雑誌、台本、写真、プログラム、ポスターなどの資料を収蔵し、その資料数は約46万余点に及んでいます。
○名称:公益財団法人松竹大谷
図書館(昭和31年12月26日設立)
○住所:〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア3階
○電話:03(5550)1694
○開館時間:平日午前10:00~午後5:00
○休館日:土曜日、日曜日、祝祭日、毎月最終木曜日
URL: http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/
Facebook: https://www.facebook.com/Shochikuotanitoshokan/
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | 公益財団法人 松竹大谷図書館 |
---|---|
代表者名 | 武藤 祥子 |
業種 | その他サービス |
コラム
公益財団法人 松竹大谷図書館の
関連プレスリリース
-
松竹大谷図書館が、 クラウドファンディング「【第8弾】写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ。」で、1万枚の【歌舞伎ブロマイド】のデジタル化費用を募集
2019年9月12日 11時
-
公益財団法人松竹大谷図書館、クラウドファンディング「Readyfor」にて 「【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。」プロジェクト開始!
2018年9月5日 10時
-
公益財団法人松竹大谷図書館が運営資金と「組上燈籠絵」のデジタル化及び復刻作成資金を募集するプロジェクトを、9月6日(火)開始
2016年9月7日 10時
-
戦後70年の今年、300冊の「GHQ検閲歌舞伎台本」をデジタル化
2015年9月8日 17時