木質チップ太陽熱乾燥設備竣工のお知らせ―クリーンなエネルギーを活用して地域の問題を解決―
株式会社日比谷アメニス(本社:東京都港区、代表取締役:伊藤幸男)は、北海道天塩郡幌延町において太陽熱を利用して木質チップを乾燥させる設備をこの度竣工いたしましたので、お知らせいたします。 当設備は極東開発工業株式会社様(本社:兵庫県西宮市、代表取締役:布原達也)が建設を完了した使用済み紙おむつ燃料化施設において採用いただきました。
使用済み紙おむつ燃料化施設である「西天北サーマルリサイクルファクトリー」は、西天北五町衛生施設組合様(北海道天塩郡幌延町字幌延884 番地 組合⾧:野々村 仁 幌延町、豊富町、天塩町、中川町、遠別町の五町で構成する一般廃棄物広域処理組合)が発注し、極東開発工業株式会社様が2019 年6 月に起工、2021 年3 月に竣工いたしました。本乾燥設備は施設内に集積された剪定枝由来の木質チップを乾燥させる設備として採用され、導入に至りました。
燃料化施設は、これまで地域で廃棄、埋め立て処分されていた使用済み紙おむつと剪定枝等の木質バイオマスをエネルギー利用するためにペレット状の混合燃料を製造する施設です。製造された燃料は地域の老人ホームで燃焼して給湯熱源に利用し、エネルギーの地産地消が為されます。
弊社導入の設備は屋根面に設置した専用のパネルを用いて太陽熱を集め、送風ファンを用いて木質チップに吹き付けることでチップを乾燥させます。制御には温度差を用いており、集熱部の温度が外気温に対して一定以上の差になるとファンが稼働し、一定以下になるとファンが停止します。
本設備は東京都・広島県に続いて国内3 事例目の設備になります。この地域は豪雪地帯であるため、通常より傾斜を持たせた屋根を採用することで降雪対策をしています。
■本件概要
1. 施設名 :西天北サーマルリサイクルファクトリー 木質チップ化設備(うち乾燥設備)
2. 設置場所 :北海道天塩郡幌延町字幌延883 番地
3. 集熱面積 :108m2
4. 最大出力 :77.7kW
5. チップ装填量:92m3
<株式会社日比谷アメニスについて>
「Amenity Scape Creation=快適空間の創造」を企業理念に、環境づくりの立場から緑化事業を展開する他、近年では公園関連の指定管理者として維持管理のみならず運営までを行う事業を展開し、花と緑を活用し真に豊かな社会づくりを創造しています。
<この件に関するお問合せ先>
株式会社日比谷アメニス 環境エネルギー部
E-Mail:kankyo@amenis.co.jp
TEL:03-3453-2416
FAX:03-3453-2418
URL: https://www.amenis.co.jp/renewable_energy.html
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企業情報
企業名 | 株式会社日比谷アメニス |
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代表者名 | 伊藤 幸男 |
業種 | 建築 |