電子タバコはED対策になるのか？タバコの種類と男性機能に関する実態調査

調査実施の背景

喫煙は血行障害を引き起こし、ED（勃起不全）のリスクを高める可能性があります。タバコには多くの有害物質が含まれており、これらが血管の内側の細胞を傷つけるためです。日本性機能学会と日本泌尿器科学会が発表しているED診療ガイドラインでも喫煙はEDのリスクファクターとして正式に登録されています。

 

ただし、タバコと一口に言っても紙タバコや電子タバコなど様々な種類があります。近年流行りの電子タバコは紙タバコよりも有害物質を抑えられるとも言われています。

では電子タバコを利用した場合は紙タバコよりもEDになりづらいのでしょうか？もしくはより危険なのでしょうか？

 

そこで今回、タバコの種類と男性機能の関係について調査することに至りました。

調査概要

集計期間：2022年9月27日～10月2日

調査方法：インターネット集計

調査対象：日本全国の30歳～50歳の男性

調査人数：紙タバコを利用している190名、喫煙を辞めてから3年以上経過している198名
※30～59歳の男性を200名集め、年齢基準を満たさなかったデータを排除

調査方法：インターネットアンケート

一斉調査による判明情報

上記の条件に従い、計388名の30歳〜59歳の男性にアンケートを行った結果、判明した事実を発表していきます。それぞれ区分ごとに分けているので順番にご覧ください。

勃ちに悩んだことはありますか？

電子タバコ利用者は紙タバコ利用者と比べて若干勃ちに関して悩む人の割合が少ない結果になりました。

 

具体的には紙タバコ利用者で44%、電子タバコで37%の男性が勃ちに悩んだことがある（”深刻に悩んだことがある”もしくは”少し悩んだことがある”）と回答しています。

 

タバコの種類は勃ちの悩みに大きく影響しませんが、電子タバコ利用者の方が悩みが少ない可能性はあります。

 

性的刺激による勃起の場合、硬さはどの程度ですか？

タバコの種類に関わらず約8割の男性が勃起時に十分な硬さになると回答しました。

具体的には紙タバコ利用者で81%、電子タバコ利用者で83%の男性が勃起時に十分な硬さになる（”陰茎は完全に硬く、硬直している”もしくは”陰茎は挿入には十分に硬いが、完全には硬くない”）と回答しています。

 

タバコの種類は勃起時の硬さに大きく影響しないようです。

 

セックスの際、勃起はどのくらい維持できますか？

電子タバコ利用者は紙タバコ利用者と比べて若干セックスの際に十分に維持できる人の割合が多い結果になりました。

 

具体的には紙タバコ利用者で75%、電子タバコ利用者で80%の男性が持続力に問題がない（”毎回、セックスに十分なほど維持できる”もしくは”たいていの場合セックスに十分なほど維持できる”）と回答しています。

 

タバコの種類は持続力に大きく影響しませんが、電子タバコ利用者の方が持続力に自信がある人が多い可能性はあります。

調査結果のまとめ

今回はタバコの種類とEDの関係についてインターネット調査を実施しました。今回の調査で判明した結果は以下の通りです。

 

①男性機能に悩む人の割合は電子タバコ利用者の方が若干少ない

②タバコの種類は勃起時の硬さに大きく影響しない

③勃起時の持続力に自信がある人は電子タバコ利用者の方が若干多い

 

タバコの種類は男性機能に大きく影響しないことが判明しました。ただし、電子タバコ利用者の方が、男性機能に対する悪影響が若干小さい可能性があります。

 

夜のパフォーマンスにお悩みの愛煙家の方は電子タバコを検討してみてもいいかもしれませんね。

 

※アンケートデータの引用について
データの下に引用元である以下の文言の記載をお願いいたします。

出典：株式会社アルファメイル「タバコの種類と男性機能に関する実態調査」https://plus.nightprotein.jp/articles/149