STRグローバル アジア・パシフィック 2011年3月期 ホテルパフォーマンス調査を発表
STRグローバル(本社:ロンドン)は2011年3月期アジア・パシフィックのパフォーマンス調査を発表した。今回の調査においてアジア・パシフィック全体の稼働率・客室平均単価・販売可能客室一室あたり収益の3つの基準は概ね好調であることがわかった。
STRグローバル(本社:ロンドン)は2011年3月期アジア・パシフィックのパフォーマンス調査を発表した。今回の調査においてアジア・パシフィック全体の稼働率・客室平均単価(以下ADR)・販売可能客室一室あたり収益(以下RevPAR) の3つの基準は概ね好調であることがわかった。
3月期のアジア・パシフィックの稼働率は66.5%(-3.5%)、ADRはUS$144.04(+13.8%)、RevPARはUS$95.77(+9.9%)であった。(USドル換算、カッコ内は昨年比変化率)
一方、2011年第一四半期のホテルパフォーマンスを振り返ると、稼働率は64.0%(+0.2%)と横ばいに落ち着いた。ADRはUS$143.81(+13.1%)、RevPARはUS$92.03(+12.8%)と上昇傾向であった。
「今回の3月期の調査では、日本で発生した地震、津波、余震の影響がアジアパシフィック全域に広がっていることがわかりました。」とSTRグローバルのマネージングディレクターであるエリザベス・ランダール(Elizabeth Randall)は分析している。「日本全体で稼働率が21%下降し、ADRもやや低下しています。人々が放射能汚染を恐れて東北エリアから遠く離れるように移動したことが影響し、日本の西側の都市のパフォーマンスは好調でした。東京の稼働率は昨年同月の83%から55%まで下落し、ADRは日本全体の平均(-0.1%)よりも大きな下落幅(-4%)を記録しました。一方大阪の稼働率は81%(-2.8%)と少し下降しましたが、ADRは12,083円(+10%)と上昇しています。仙台では主要9ホテルがパフォーマンス調査に参加していますが、3月中は3ホテルが営業を休止していたため、6ホテルがパフォーマンス調査に参加しました。仙台はRevPARベースで23%下降しています。」
「2011年第一四半期のアジア・パシフィックのパフォーマンスは昨年と同水準の稼働率を保ちながらADRが上昇したため、RevPARが13%上昇する結果となりました。また世界4大地域(北米、欧州、アジア・パシフィック、中東アフリカ)の中で最も高い稼働率(64%)を達成しています。2010年に強力に需要が回復したため、今年の稼働率は昨年並みと予想され、ADRにおいては成長が見込まれます。」
2011年3月期のアジア・パシフィック主要マーケットのパフォーマンスは以下の通り。(ADR・RevPARは現地通貨換算。カッコ内は昨年比変化率)
- 最も稼働率が上昇したのはバンコク(タイ)67.8%(+10.0%)、2番目がジャカルタ(インドネシア)で71.9% (+6.0%)であった。
- 次の5つのマーケットでADRが昨年比10%以上上昇している。香港HKD2062.02 (+28.2%)、ジャカルタIDR809282.30 (+14.5%)、バリIDR1092414.91 (+12.8%)、北京CNY698.32( +10.3%)、ソウルKRW193755.16 (+10.0%)。
- 香港のRevPARはHKD1790.77(+33.2%)と飛躍的に上昇した。またジャカルタもIDR582069.77(+21.4%)と好調であった。
日本全体のパフォーマンスは 稼働率 61.3%(-21.3%)、ADR 11,704.77円 (-0.1%)、RevPAR 7,179.51円(-21.3%)であった。
各国のパフォーマンスは以下の通り。
2011年3月度主要国のホテルパフォーマンス(現地通貨換算)
オーストラリア:
稼働率76.1% (+1.2%) ADR AUD178.72(+5.8%)RevPAR AUD135.97(+7.1%)
中国:
稼働率62.3% (-1.1%) ADR CNY812.53 (+8.7%) RevPAR CNY506.08 (+7.5%)
インド:
稼働率65.5% (+0.4%) ADR INR7023.96 (+1.4%) RevPAR INR4603.61 (+1.9%)
日本:
稼働率61.3% (-21.3%) ADR JPY11704.77 (-0.1%) RevPAR JPY7179.51 (-21.3%)
シンガポール:
稼働率84.5% (-1.3%) ADR SGD296.95 (+16.3%) RevPAR SGD250.79 (+14.9%)
※昨年比変化率は2011年3月期と2010年3月期を比較した変化率。
詳細は別添のグローバル ホテル レビュー(メディア版)にてご確認ください。
STRグローバル ホテルパフォーマンス調査について
STRグローバルのホテルパフォーマンス調査は世界中の40,000軒以上のホテルがSTRグローバルに直接実績を報告し専門チームが集計したものである。STRグローバルは毎月世界各地の稼働率・ADR・RevPARを調査し、メディア関係者に発表している。
STRグローバル(STR Global, Ltd)について
STRグローバルはホスピタリティ業界に従事するあらゆる関係者(ホテルオペレーター、オーナー、デベロッパー、金融機関、マーケットアナリスト、ベンダー、教育機関等)に対し様々なデータを提供している。北米地区をSTR(Smith Travel Research, Inc.)が、北米以外のヨーロッパ、中東、アジアパシフィック、アフリカ、中南米をSTRグローバルが調査している。 世界最大のホテルデータベースを保有し、ホテルベンチマークレポート、グローバルホテルレビュー、マーケットフォーキャストレポート、収益性調査、建設計画調査、ホテル年鑑等を発行している。2010年8月に日本専属担当者を配置し、日本語によるサービスを開始した。
参考URL
http://www.strglobal.com/
(系列会社のHotelNewsNow.comよりホテル業界関連のニュースを配信中。英語のみ。)
メディアコンタクト
石田 恵
STRグローバル 日本担当
mishida@strglobal.com
080-3396-9092
Konstanze Auernheimer
Director of Marketing & Analysis
STR Global
KAuernheimer@strglobal.com
+44 (0)207 922 1961
Jeff Higley
VP, Digital Media & Communications
jeff@str.com
+1 (615) 824-8664 ext. 3318
以上
3月期のアジア・パシフィックの稼働率は66.5%(-3.5%)、ADRはUS$144.04(+13.8%)、RevPARはUS$95.77(+9.9%)であった。(USドル換算、カッコ内は昨年比変化率)
一方、2011年第一四半期のホテルパフォーマンスを振り返ると、稼働率は64.0%(+0.2%)と横ばいに落ち着いた。ADRはUS$143.81(+13.1%)、RevPARはUS$92.03(+12.8%)と上昇傾向であった。
「今回の3月期の調査では、日本で発生した地震、津波、余震の影響がアジアパシフィック全域に広がっていることがわかりました。」とSTRグローバルのマネージングディレクターであるエリザベス・ランダール(Elizabeth Randall)は分析している。「日本全体で稼働率が21%下降し、ADRもやや低下しています。人々が放射能汚染を恐れて東北エリアから遠く離れるように移動したことが影響し、日本の西側の都市のパフォーマンスは好調でした。東京の稼働率は昨年同月の83%から55%まで下落し、ADRは日本全体の平均(-0.1%)よりも大きな下落幅(-4%)を記録しました。一方大阪の稼働率は81%(-2.8%)と少し下降しましたが、ADRは12,083円(+10%)と上昇しています。仙台では主要9ホテルがパフォーマンス調査に参加していますが、3月中は3ホテルが営業を休止していたため、6ホテルがパフォーマンス調査に参加しました。仙台はRevPARベースで23%下降しています。」
「2011年第一四半期のアジア・パシフィックのパフォーマンスは昨年と同水準の稼働率を保ちながらADRが上昇したため、RevPARが13%上昇する結果となりました。また世界4大地域(北米、欧州、アジア・パシフィック、中東アフリカ)の中で最も高い稼働率(64%)を達成しています。2010年に強力に需要が回復したため、今年の稼働率は昨年並みと予想され、ADRにおいては成長が見込まれます。」
2011年3月期のアジア・パシフィック主要マーケットのパフォーマンスは以下の通り。(ADR・RevPARは現地通貨換算。カッコ内は昨年比変化率)
- 最も稼働率が上昇したのはバンコク(タイ)67.8%(+10.0%)、2番目がジャカルタ(インドネシア)で71.9% (+6.0%)であった。
- 次の5つのマーケットでADRが昨年比10%以上上昇している。香港HKD2062.02 (+28.2%)、ジャカルタIDR809282.30 (+14.5%)、バリIDR1092414.91 (+12.8%)、北京CNY698.32( +10.3%)、ソウルKRW193755.16 (+10.0%)。
- 香港のRevPARはHKD1790.77(+33.2%)と飛躍的に上昇した。またジャカルタもIDR582069.77(+21.4%)と好調であった。
日本全体のパフォーマンスは 稼働率 61.3%(-21.3%)、ADR 11,704.77円 (-0.1%)、RevPAR 7,179.51円(-21.3%)であった。
各国のパフォーマンスは以下の通り。
2011年3月度主要国のホテルパフォーマンス(現地通貨換算)
オーストラリア:
稼働率76.1% (+1.2%) ADR AUD178.72(+5.8%)RevPAR AUD135.97(+7.1%)
中国:
稼働率62.3% (-1.1%) ADR CNY812.53 (+8.7%) RevPAR CNY506.08 (+7.5%)
インド:
稼働率65.5% (+0.4%) ADR INR7023.96 (+1.4%) RevPAR INR4603.61 (+1.9%)
日本:
稼働率61.3% (-21.3%) ADR JPY11704.77 (-0.1%) RevPAR JPY7179.51 (-21.3%)
シンガポール:
稼働率84.5% (-1.3%) ADR SGD296.95 (+16.3%) RevPAR SGD250.79 (+14.9%)
※昨年比変化率は2011年3月期と2010年3月期を比較した変化率。
詳細は別添のグローバル ホテル レビュー(メディア版)にてご確認ください。
STRグローバル ホテルパフォーマンス調査について
STRグローバルのホテルパフォーマンス調査は世界中の40,000軒以上のホテルがSTRグローバルに直接実績を報告し専門チームが集計したものである。STRグローバルは毎月世界各地の稼働率・ADR・RevPARを調査し、メディア関係者に発表している。
STRグローバル(STR Global, Ltd)について
STRグローバルはホスピタリティ業界に従事するあらゆる関係者(ホテルオペレーター、オーナー、デベロッパー、金融機関、マーケットアナリスト、ベンダー、教育機関等)に対し様々なデータを提供している。北米地区をSTR(Smith Travel Research, Inc.)が、北米以外のヨーロッパ、中東、アジアパシフィック、アフリカ、中南米をSTRグローバルが調査している。 世界最大のホテルデータベースを保有し、ホテルベンチマークレポート、グローバルホテルレビュー、マーケットフォーキャストレポート、収益性調査、建設計画調査、ホテル年鑑等を発行している。2010年8月に日本専属担当者を配置し、日本語によるサービスを開始した。
参考URL
http://www.strglobal.com/
(系列会社のHotelNewsNow.comよりホテル業界関連のニュースを配信中。英語のみ。)
メディアコンタクト
石田 恵
STRグローバル 日本担当
mishida@strglobal.com
080-3396-9092
Konstanze Auernheimer
Director of Marketing & Analysis
STR Global
KAuernheimer@strglobal.com
+44 (0)207 922 1961
Jeff Higley
VP, Digital Media & Communications
jeff@str.com
+1 (615) 824-8664 ext. 3318
以上
企業情報
企業名 | STRグローバル |
---|---|
代表者名 | 石田恵 |
業種 | 旅行・観光・地域情報 |
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