STRグローバル　台風15号による東京ホテルマーケットへの影響を発表（2011年9月21日）

STRグローバル　台風15号による東京ホテルマーケットへの影響を発表（2011年9月21日）

世界中でホテルマーケット情報を提供する STRグローバルは、9月21日（水）に首都圏の交通網を遮断し都市機能を麻痺させた台風15号が、東京ホテルマーケットに与えた影響について発表した。この調査は東京のラグジュアリーおよびアッパーアップスケールホテルを対象にSTRグローバルが当日のデータを集計し公表するものである。

台風15号は非常に大きな勢力を保ちながら2011年9月21日（水）未明に日本に上陸し、夕方の早い時間帯から夜にかけて東京の交通網に影響を及ぼした。その結果、交通機関が回復するまで待たざるを得ない通勤者や出張者達が都内に滞在することになり、東京のホテルマーケットにも影響を与えた。9月28日までの月間平均稼働率は昨年に対し6.5%減少しているが、台風の当日（9月21日）は84.7%（昨年対比+30.1%）となった。一方客室平均単価（ADR）は月間の傾向と同様に4％減少している。その結果販売可能客室一室あたり収益（RevPAR）は台風当日に25%上昇し、月間の傾向（-11.1%）と対比して顕著に上回る結果となった。

「自然災害は様々な影響を及ぼしますが、都市近郊では移動の足を奪われた人々が安らぎと安全を求めてホテルに集まります。今回の台風15号も都内に大きな影響を及ぼしましたが、ホテルが避難所としての役割を果たしたようです。台風が過ぎ去った後は普段の生活に戻り、東京のホテルオペレーションも元に戻りました。」とSTRグローバルのマネージングディレクターであるエリザベス・ランダール（Elizabeth Randall）は説明している。

STRグローバルは東京の主要ホテルで毎日5,800部屋以上のホテルパフォーマンスを調査している。


STRグローバル（STR Global, Ltd）について
STRグローバルはホスピタリティ業界に従事するあらゆる関係者（ホテルオペレーター、オーナー、デベロッパー、金融機関、マーケットアナリスト、ベンダー、教育機関等）に対し様々なデータを提供している。北米地区をSTR（Smith Travel Research, Inc.）が、北米以外のヨーロッパ、中東、アジアパシフィック、アフリカ、中南米をSTRグローバルが調査している。 世界最大のホテルデータベースを保有し、ホテルベンチマークレポート、グローバルホテルレビュー、マーケットフォーキャストレポート、収益性調査、建設計画調査、ホテル年鑑等を発行している。また、多言語によるサービスを展開しており、2011年2月にウェブサイト上の日本語サービスを開始した。

参考URL
http://www.strglobal.com?lang=Japanese　
（系列会社のHotelNewsNow.comよりホテル業界関連のニュースを配信中。英語のみ。）

メディアコンタクト

石田　恵
STRグローバル　日本担当
mishida@strglobal.com
080-3396-9092

Konstanze Auernheimer
Director of Marketing & Analysis
STR Global
KAuernheimer@strglobal.com
+44 (0)207 922 1961
Jeff Higley
VP, Digital Media & Communications
jeff@str.com
+1 (615) 824-8664 ext. 3318
以上