STRグローバル アジア・パシフィック 2012年3月期ホテルパフォーマンス調査を発表

STRグローバル(本社:ロンドン)は2012年3月期アジア・パシフィックのホテルパフォーマンス調査を発表しました。今回の調査においてアジア・パシフィック全体の稼働率・客室平均単価(以下ADR)・販売可能客室一室あたり収益(以下RevPAR) の3つの数値は全て上昇していることがわかりました。

STRグローバル アジア・パシフィック 
2012年3月期ホテルパフォーマンス調査を発表

2012年4月27日

STRグローバル(本社:ロンドン)は2012年3月期アジア・パシフィックのホテルパフォーマンス調査を発表しました。今回の調査においてアジア・パシフィック全体の稼働率・客室平均単価(以下ADR)・販売可能客室一室あたり収益(以下RevPAR) の3つの数値は全て上昇していることがわかりました。

2012年3月期のアジア・パシフィックの稼働率は69.4%(+4.4%)、ADRはUS$145.64(+4.8%)、RevPARはUS$101.01(+9.4%)となりました。(USドル換算、カッコ内は昨年同月比増減率)

今回の調査にあたり、STRグローバルのマネージングディレクターであるエリザベス・ランダール(Elizabeth Randall)は次のようにコメントしています。「東日本大震災から1年が経過し、日本全体のRevPARは昨年対比日本円換算で+38%上昇しました。RevPARの上昇幅が最も大きかったのは仙台(+118%)続いて横浜(+85%)でしたが、一方大阪ではRevPARが-7%下落しました。」

第一四半期(2012年1-3月)のアジア・パシフィックの稼働率は65.4%、ADRはUS$147.16(+5.2%)、RevPARはUS$96.26(+7.1%)と上昇しました。

第一四半期のアジア・パシフィックのホテルパフォーマンス結果について、エリザベス・ランダール(Elizabeth Randall)は次のようにコメントしています。「アジア・パシフィック全域の主要な国々では、ADRおよびRevPARが軒並み上昇しています。しかしインドだけは例外で、稼働率・ADR・RevPAR全ての数値が減少しました。供給数が増加することにより稼働率が低下するという傾向は昨年中盤から見られています。」

2012年3月のアジア・パシフィックの主な市場動向は以下の通りです。(ADR・RevPARは現地通貨換算。カッコ内は昨年比増減率)

-最も稼働率が上昇をしたのは東京(日本)84.7%(+47.6%)、上海(中国)64.0%(+11.5%)、ハノイ(ベトナム)76.9%(+11.0%)でした。
-最も稼働率が下降をしたのはニューデリー(インド)68.8%(-7.4%)、ホーチミン(ベトナム)71.7%(-6.5%)でした。
-最もADRが上昇したのは核安全保障サミットの恩恵を受けたソウル(韓国)KRW231,577.48(+22.1%)、続いてジャカルタ(インドネシア)IDR934,968.80(+18.8%)でした。
-最もADRが下落したのは大阪(日本)10,475.66円(-9.9%)でした。
-次の4 都市でRevPARが20%以上上昇しました。東京 12,174.34円(+56.9%)、ソウルKRW185,895.42(+25.8%)、台北(台湾)TWD4,798.63(+23.0%)、ジャカルタIDR691,744.20 (+20.8%)
-唯一RevPARが2桁減少をしたのはニューデリーINR6,044.08(-12.2%)でした。
-日本のパフォーマンスは 稼働率78.3%(+27.4%)、ADR 11,765.89円(+8.7%)、RevPAR 9,214.54 円(+38.4%)となりました。


各国のパフォーマンスは以下の通り。

2012年3月主要国のホテルパフォーマンス(現地通貨換算)

オーストラリア:
稼働率77.9% (+3.6%) ADR AUD181.17(+3.7%)RevPAR AUD141.21(+7.4%)
中国
稼働率63.0% (+0.3%) ADR CNY799.20 (+2.7%) RevPAR CNY503.46 (+3.0%)
インド:
稼働率62.2% (-4.3%) ADR INR6,761.25 (-4.1%) RevPAR INR4,204.76 (-8.2%)
日本:
稼働率78.3% (+27.4%) ADR JPY11,765.89 (+8.7%) RevPAR JPY9,214.54 (+38.4%)
シンガポール:
稼働率 85.5% (+1.4%) ADR SGD299.40 (+5.6%) RevPAR SGD255.96 (+7.1%)

※昨年比増減率は2012年と2011年を比較した増減率。


STRグローバル ホテルパフォーマンス調査について
STRグローバルのホテルパフォーマンス調査は世界中の40,000軒以上のホテルがSTRグローバルに直接実績を報告し専門チームが集計しています。STRグローバルは毎月世界各地の稼働率・ADR・RevPARを調査し、メディア関係者に発表しています。日本のホテルは2012年3月現在約450軒が参画し、日本最大のデータベースとしてホスピタリティ業界の発展に寄与しています。

STRグローバル(STR Global, Ltd)について
STRグローバルはホスピタリティ業界に従事するあらゆる関係者(ホテルオペレーター、オーナー、デベロッパー、金融機関、マーケットアナリスト、ベンダー、教育機関等
)に対し様々なデータを提供しています。北米地区をSTR(Smith Travel Research, Inc.)が、北米以外のヨーロッパ、中東、アジアパシフィック、アフリカ、中南米をSTRグローバルが調査しています。 世界最大のホテルデータベースを保有し、ホテルベンチマークレポート、グローバルホテルレビュー、マーケットフォーキャストレポート、収益性調査、建設計画調査、ホテル年鑑等を発行しています。また、日本語を含む多言語によるサービスを展開しています。

参考URL
http://www.strglobal.com?lang=Japanese 
(系列会社のHotelNewsNow.comよりホテル業界関連のニュースを配信中。英語のみ。)

メディアコンタクト

石田 恵
STRグローバル 日本担当
mishida@strglobal.com
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Konstanze Auernheimer
Director of Marketing & Analysis
STR Global
KAuernheimer@strglobal.com
+44 (0)207 922 1961

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VP, Digital Media & Communications
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以上



企業情報

企業名 STRグローバル
代表者名 石田恵
業種 旅行・観光・地域情報

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