富士ハウス被害者の注文住宅が７月に完成予定

建築

建築家と原価で造る注文住宅「ビルダーズブリッジ」が、富士ハウス破産による被害者から依頼を受け、建築完成に向けて工事を進めている。

ビルダーズブリッジ谷口社長が、監理のため埼玉県春日部市の現場に行ったおり、富士ハウス春日部支店に注文住宅を発注した方から相談を受けた。
２３００万円の予算で契約したが、着工前に割引きを条件に１６５０万円を支払った。基礎ができたところで富士ハウスが破産して、工事が止まってしまった。何とかならないかということであった。
富士ハウスに問い合わせたところ、構造用材料が倉庫にあるということだったため、ビルダーズブリッジで引き取り、建築を再開することにした。現在工事進行中であり、７月上旬に完成予定だ。

今回の富士ハウス被害者の工事再開は、被害者の方から相談を受けて、施主側の立場に立った注文建築を提唱するビルダーズブリッジが、自らの企業姿勢に照らし合わせて行ったことである。
お客様にも、富士ハウスへ支払った金額に加えて負担をいただいたが、ビルダーズブリッジも通常利益を覆す工事となった。
なお、富士ハウス破産管財人によれば、未着工物件の資材引き渡しはすでに終了しているとのことである。

注文住宅の建築会社が倒産するのは珍しいことではないが、富士ハウスの件はかなり悪質で、破産寸前に着工前の顧客から工事代金の７割もの前払い金を集めている。
asahi.comの記事によると、「前払い金の問題を含め、富士ハウスの規模で、突然の整理は例がない」と困惑する国交省は２月末、前払い金の受け取り方を「適切」にするよう業界団体の住宅生産団体連合会（住団連）に要請。とある。
しかしながら富士ハウスは、当の国土交通省が平成20年度に始めた「超長期住宅先導的モデル事業」第１回の40件に採択されているのである。営業トークでもこのことを利用していたようだ。

以下に参考になりそうなアドレスを記載しておく。
http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY200905120389.html
http://designspot.blog58.fc2.com/blog-entry-442.html
http://linedream-hisano.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-9fff.html
http://brog.keiten.net/?eid=988291
http://www.iiuchi.info/700/ent1613.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1321100733
http://housebuilder.blog61.fc2.com/blog-entry-69.html

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