シニア世代における医療と医薬品に関する調査 ―認知進むも処方経験少ない「ジェネリック医薬品」―

株式会社ジー・エフ（本社：東京都文京区、代表取締役社長：岡田博之）は、自社が保有するシニアデータベースを対象に、「医療と医薬品に関する調査」を実施しました。調査手法はアウトバウンドＩＶＲによる電話調査。調査期間2010年6月1日（火）の19：00~20：30において、313世帯からの有効回答を得ることができました。

概要
■「週1回以上通院」が14.1％、男性は定年後に通院頻度減少？
通院頻度について質問したところ、週1回以上通院する回答者が計14.1％（“週2回以上：4.5％”＋“週1回程度：9.6％”）と、1割半ば程度見受けられました。性・年代別にみると、男性の「週2回以上」の割合が、年代が高くなるにつれてやや減少傾向にある状況が見て取れました。

■市販用医薬品「ドラッグストアで購入」が36.4％、高齢層ほど利用率低い
市販用医薬品の購入場所について質問したところ、「ドラッグストア」（36.4％）が最も高い割合を示し、次いで、「薬局」（24.0％）、「大衆薬は購入しない」（17.9％）が高い数値を示しました。また、年代が高くなるにつれ、「ドラッグストア」の割合が減少傾向にあることが見て取れました。

■認知進むジェネリック医薬品、「詳しく知っている」が過半数
ジェネリック医薬品の認知度について質問したところ、「詳しく知っている」（50.5％）が5割となり、「名前程度は知っている」（35.8％）が3割半ば、「聞いたことがない」（13.7％）が1割を超える結果となりました。また、性・年代別にみた場合には、男女ともに年代が高くなるにつれ、「詳しく知っている」の割合が減少傾向にあることが見て取れました。

■認知進むも処方経験少ない「ジェネリック医薬品」、高齢層ほど低い処方率
ジェネリック医薬品の処方経験については、「処方してもらったことがある」が27.2％、「処方してもらったことがない」が61.3％、「わからない、覚えていない」が11.5％となりました。ジェネリック医薬品について認知が進んでいるのに対し、処方経験が少ない状況が見て取れました。また、年代が高くなるにつれ、処方率が低くなる傾向が見て取れました。

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