日本僑報社の段躍中編集長、「サンデー毎日」で「日中軍事衝突回避論」を語る
日本僑報社の段躍中編集長が、週刊誌「サンデー毎日」最新9月25日号の「サンデー時評・番外編」に登場し、「日中軍事衝突回避論」について熱く語った。
段躍中編集長、「サンデー毎日」で「日中軍事衝突回避論」を語る
日本僑報社の段躍中編集長が、週刊誌「サンデー毎日」最新9月25日号の「サンデー時評・番外編」に登場し、「日中軍事衝突回避論」について熱く語った。
「かつてない危機を迎えた日中関係が、戦争という最悪の選択に至らないように、さまざまな叡智に尋ねるシリーズ」の一環で、インタビュアーは「サンデー時評」で知られるジャーナリストの倉重篤郎氏。インタビュー記事は5ページにわたり、大々的に取り上げられた。
記事では、まず段編集長のプロフィールについて「在日中国人ジャーナリストで、日中友好に尽力してきた民間交流のトップランナー」などとして詳しく紹介されたほか、日本僑報社の三本柱の事業である「出版事業、中国人の日本語作文コンクール」「市民交流」「翻訳者の養成」について丁寧に伝えられた。
続いて、「来日して四半世紀に日中関係がどう変わったか」との倉重氏の問いに、段編集長は「(日本人の)中国を見る目が変わってきた。メディアの報道ぶりも中国脅威論、もしくは崩壊論という論調が好まれるようになった」と持論を展開。その原因として2010年に国内総生産(GDP)で中国が日本に逆転したことを挙げ、それにより日本人が自信を失ったのではないかと分析した。
また、こうした自信喪失からくる中国人への「心の壁」をどう乗り越えるかについては「日本人はもうちょっと寛容になって、温かい目で中国人とつき合ってほしい」「日本は、自分たちの支援で中国がここまで来た(発展した)ことを喜んでほしい」と日本人がもっと自信と余裕を持って中国人に接するよう提言。
その上で、今はその成果を収穫する時期にきているので、中国が抱える問題でもある「環境、エネルギー技術、サービス産業」などの分野で技術協力、貢献をすれば「日本にも利益が入る」と力説した。
日中関係は今後、望まざる軍事衝突が起きる可能性が全くないとはいえず、これについて段編集長は「私も常にその危機意識を持っている。8月末、中国(北京、青島)に帰った時もそう感じた」とした上で、こうした最悪の可能性を回避するために、爆買いで来日する観光客に「1泊だけでもホームステイさせてやりたい」「膨大な数の好印象を、関係改善に使えるのではないか」などと提案。両国の人々の「認識のズレ」をなくすような努力が必要だとの見解を明らかにした。
両国首脳に望むことについては「頻繁に会ってもらいたい」。腹の中を船も航行できるような懐の広いつき合いを示した中国のことわざ「宰相肚里可行船」を紹介し、「どんな厳しい2国間関係でもまずは笑顔で迎え、相手を懐に包んでほしい」と訴えた。
今後の抱負としては、「三つの事業を続け、若者の交流にもっと力を入れたい」「一冊一冊の本を通して、日中相互理解の懸け橋を作っていきたい。それが多くの人にお世話になった恩返しであり自分の使命」などと力強く語った。
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企業情報
企業名 | 日本僑報社 |
---|---|
代表者名 | 段躍中 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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