株式会社光コムとFlyData Inc.がインダストリー4.0分野で連携製造業向け品質検査ビッグデータ・プラットフォームの共同開発合意に関するお知らせ
光コムは東京工業大学発のベンチャー、FlyDataは日本人がシリコンバレーで創業し、グローバルなチャレンジをするベンチャーです。両社の最先端技術を組み合わせ、インダストリー4.0時代のデファクトスタンダードを構築、世界の産業発展に貢献することを目指します。
株式会社光コム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福沢博志、以下光コム)とFlyData Inc.(本社:米国カリフォルニア州、代表者:藤川幸一、以下FlyData)は、製造業向けのクラウド型品質検査ビッグデータ・プラットフォームを共同開発することに合意しました。
インダストリー4.0時代において、自動車業界を中心とした世界の製造業は、現場の品質情報を収集、分析し、これを全世界の工場に共有することにより、グローバルにまたがる企業グループ全体の生産効率を向上させることに挑戦しています。
株式会社光コムが提供する光コム形状測定器※を用いた形状測定システムは、製品・部品の全数自動測定を実現できるセンサーとして注目を集め、2016年10月現在、複数の自動車、自動車部品メーカーにて採用され始めています。
※光コムと呼ばれる櫛状の光源を用いた形状測定器。μ単位の高精度で、測定対象物の寸法を、1点1点精緻に、50万点/秒という速度で面により計測することができる。従来は3次元座標測定器と表面傷検査装置という
2種類の測定器を用いて行っていた3DCADとの寸法突合、表面の傷検査を1台で行うことが可能となった。
※光コムそのものは、2005年にノーベル物理学賞に選定されたノーベルテックである。
株式会社光コムは、より簡便な光コム発生方式を開発し産業応用している。
一方で、全数自動測定が実現しても、収集された大量の品質情報を高速に処理できなければ、効果は半減します。FlyDataは、米国のハイテク企業を中心に、クラウド上の大量データ処理に優れたデータベース(データウェアハウス)に、継続的に大量のデータをほぼリアルタイムに蓄積する仕組みをSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)として提供しています。主要なデータ処理サービスと比べてリアルタイム性に優れ、生産現場での利用適性があります。光コムとFlyDataが連携することで、光コムのセンサーで取得した全世界の工場の測定データを高速に処理、分析することが可能になります。
両社は、当面は自動車、自動車部品メーカーを対象に開発に着手し、2017年度中にサービスの提供を開始する予定です。将来的には、蓄積したビッグデータをAI(人工知能)で解析し、工場のスマートファクトリー化を通じてインダストリー4.0を実現してまいります。
光コムは東京工業大学発のベンチャー、FlyDataは日本人がシリコンバレーで創業し、グローバルなチャレンジをするベンチャーです。両社の最先端技術を組み合わせ、インダストリー4.0時代のデファクトスタンダードを構築、世界の産業発展に貢献することを目指します。
■企業情報
------------------------------------------------------------------------------------------------------------
株式会社光コム
所在地 : 東京都千代田区三崎町3-6-12 KDX神田三崎町ビル3階
URL : https://www.optocomb.com/
事業概要: 光コム方式の形状測定器・システムの提供、ソフトウェア開発、システムインテグレーション
代表者:福沢博志
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
企業情報
企業名 | 株式会社光コム |
---|---|
代表者名 | 福沢博志 |
業種 | 精密機器 |
コラム
株式会社光コムの
関連プレスリリース
-
株式会社光コムは、ニッセイ・キャピタル、産業革新機構をはじめとしたベンチャーキャピタルを引受先として、12.9億円の第三者割当増資を行ったことを発表致します。
2018年4月16日 19時
-
世界初、ノーベルテックの光コムレーザーのインライン活用に成功-自動車生産ラインにおけるインライン測定・ニアライン測定の活用が本格化-
2017年8月23日 18時
-
世界NO.1の高速性を持つ光コム形状測定器に寸法解析ソフトウェアを新たに搭載。インダストリー4.0時代に必要な高速測定を実現。
2017年2月1日 10時
-
職人の目を、光の技術がデジタル化。世界初の特殊レーザー「光コム」を活用した非接触・三次元測定器を大手メーカーも導入
2016年9月2日 10時