19世紀の巨匠から現代まで、95人の写真家の“原点”。青年期の芸術の意義を問う大規模なフォト展覧会、 3月24日(土)~5月13日(日)東京で開催

清里フォトアートミュージアム(所在地:山梨県北杜市/細江英公館長)は、きたる2018年3月24日(土)より、芸術における青年期の意義を問う収蔵作品展、『原点を、永遠に。―2018―』を、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催いたします。開催期間は、2018年3月24日(土)~5月13日(日)です。

清里フォトアートミュージアム(略称K・MoPA、所在地:山梨県北杜市/細江英公館長)は、東京都写真美術館において2度目となる「原点を、永遠に。-2018-」展を開催します。

 

会期:2018年3月24日(土)~5月13日(日)

会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)地下1階展示室

開館時間:10:00-18:00(入館は閉館の30分前まで。木・金は20:00まで開館)

休館日:毎週月曜日(4月30日(月・振)と5月1日(火)は開館)

観覧料:無料

主催:清里フォトアートミュージアム

共済:東京都写真美術館

 

■19-21世紀の“ヤング・ポートフォリオ”

本展はK・MoPAの全収蔵作品の中から、写真家が35歳までに撮影した作品を展示いたします。19世紀以降の海外の著名な写真家35人、第二次世界大戦以後の日本を代表する31人、当館が世界の35歳以下を対象におこなう公募=ヤング・ポートフォリオから厳選した29人、計95人(各1-5点出品)409点の写真を公開いたします。

なお会期中に展示替えをおこない、同一作品を異なる順序でご覧いただきます。

前期<歴史篇>:3月24日~4月15日

1886-2016年の作品を撮影年代順に展示。青年が時代を切り拓いてきた軌跡をたどります。

後期<作家篇>:4月17日~5月13日

作家名をほぼアルファベット順に展示。一人ひとりの個性と写真の多様性に触れていただきます。

 

■芸術における青年期の意義を問う

芸術家は、青年期に強い意志と情熱をもって試行錯誤を重ねることにより、才能・資質が高められ、作品のクオリティが磨かれます。研鑽を積んだ作家の多くは、おのずと30代には自己のスタイルを確立し、代表作となる作品を生みだしています。青年の原点とも言うべき作品が、表現の領域を開拓し、歴史を築いてきました。そこには永遠の輝きがあります。K・MoPAは本展において、芸術における青年期の意義を問いたいと思います。

(なお本展は2018年6月国立台湾美術館にて巡回展をおこないます。また両館の相互交流を深めるため、国立台湾美術館の収蔵作品展を7月よりK・MoPAにて開催する予定です。)

 

<関連イベント>

●ギャラリートーク

3/24(土)14:00-15:00 中藤毅彦(写真家)× 柊サナカ(ミステリー作家)

3/25(日)14:00-15:00 瀬戸正人(写真家)

4/7(土) 14:00-15:00 川田喜久治(写真家)

4/21(土)①14:00-15:00/②16:00-17:00 鬼海弘雄(写真家)

ご予約不要

トーク会場=東京都写真美術館 地下1階展示室

 

<出品作家一覧 (ABC順)> ★=ヤング・ポートフォリオ作家  ●=ヤング・ポートフォリオ選考委員

ベレニス・アボット(アメリカ、1898-1991)

アンセル・アダムス(アメリカ、1902-1984)

G.M.B. アカシュ(バングラデシュ、1977)★

マヌエル・アルバレス・ブラボ(メキシコ、1902-2002)

荒木経惟(日本、1940)●

有元伸也(日本、1971)★

ワーナー・ビショフ(スイス、1916-1954)

ジュリオ・ビッテンクール(ブラジル、1980)★

ビル・ブラント(イギリス、1904-1983)

ブラッサイ(ハンガリー、フランス、1899-1984)

ロバート・キャパ(ハンガリー、アメリカ、1913-1954)

アンリ・カルティエ=ブレッソン(フランス、1908-2004)

張 照堂(台湾、1943)●

アルヴィン・ラングドン・コバーン(アメリカ、1882-1966)

ブルース・デイヴィッドソン(アメリカ、1933)

ロベール・ドアノー(フランス、1912-1994)

ハロルド・E. エジャートン博士(アメリカ、1903-1990)

ERIC(イギリス、1976)★

エリオット・アーウィット(アメリカ、1928)

イスマイル・フェルドゥス(バングラデシュ、1989)★

ロバート・フランク(スイス、アメリカ、1924)

藤原新也(日本、1944)

エメット・ゴーウィン(アメリカ、1941)

ハン・スンピル(韓国、1972)★

英 伸三(日本、1936)●

エリザベス・ハウスト(ロシア、1992)★最年少

林 典子(日本、1983)★

ロバート・ハイネケン(アメリカ、1931-2006)

ルシア・エレロ(スペイン、1976)★

ルイス・ハイン(アメリカ、1874-1940)

本城直季(日本、1978)★

細江英公(日本、1933)●

今井壽恵(日本、1931-2009)●

石元泰博(日本、1921-2012)●

岩合光昭(日本、1950)●

フィリップ・ジョーンズ=グリフィス(イギリス、1936-2008)

亀山 亮(日本、1976)★

ユーサフ・カーシュ(アルメニア、カナダ、1908-2002)

川田喜久治(日本、1933)●

アンドレ・ケルテス(ハンガリー、アメリカ、1894-1985)

鬼海弘雄(日本、1945)●

木之下 晃(日本、1936-2015)●

北島敬三(日本、1954)●

北野 謙(日本、1968)★

ウイリアム・クライン(アメリカ、1928)

ヴィクトル・コーエン(ギリシャ、1967)★

マリヤ・コジャノヴァ(ロシア、1986)★

桑原史成(日本、1936)●

アル・ラプコフスキー(ラトビア、1981)★

セルゲイ・レベディンスキー(ウクライナ、1981)★

三木 淳(日本、1919-1992)

ラファル・ミラフ(ポーランド、1978)★

三好和義(日本、1958)●

百瀬俊哉(日本、1968)★

森山大道(日本、1938)●

長野重一(日本、1925)●

内藤正敏(日本、1938)●

中藤毅彦(日本、197)★

奈良原一高(日本、1931)●

野町和嘉(日本、1946)●

大石芳野(日本、1944)●

アダム・パンチュク(ポーランド、1978)★

アーヴィング・ペン(アメリカ、1917-2009)

ジル・ペレス(フランス、1946)

トニー・レイ=ジョーンズ(イギリス、1941-1972)

坂口真理子(日本、1987)★

ジョージ・H. シーリー(アメリカ、1880-1955)

瀬戸正人(日本、1953)●

デイヴィッド・シーモア(ロシア、ポーランド、アメリカ、1911-1956)

下薗詠子(日本、1979)★

篠山紀信(日本、1940)●

白川義員(日本、1935)

W. ユージン・スミス(アメリカ、1918-1978)

ギジェルモ・シュロデック=ハート(アルゼンチン、1977)★

ジョエル・スターンフェルド(アメリカ、1944)

アルフレッド・スティーグリッツ(アメリカ、1864-1946)

ルー・ストーメン(アメリカ、1917-1991)

フランク・メドウ・サットクリフ(イギリス、1853-1941)

髙木忠智(日本、1977)★

高梨 豊(日本、1935)●

田沼武能(日本、1929)●

立木義浩(日本、1937)●

東京るまん℃(日本、1980)★

東松照明(日本、1930-2012)●

富山治夫(日本、1935-2016)●

土田ヒロミ(日本、1939)●

植田正治(日本、1913-2000)

ジェリー・N. ユルズマン(アメリカ、1934)

エド・ヴァン・デル・エルスケン(オランダ、1925-1990)

ムネム・ワシフ(バングラデシュ、1983)★

エドワード・ウエストン(アメリカ、1886-1958)

ハンネ・ファン・デル・ワウデ(オランダ、1982)★

楊 哲一(台湾、1981)★

横須賀功光(日本、1937-2003)●

ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987)★

 

<清里フォトアートミュージアムとヤング・ポートフォリオ>

K・MoPA(館長:細江英公)は、1995年、“写真と写真家のために生きる美術館”をめざして、清里に開館しました。当館の基本理念のひとつが「若い力の写真:ヤング・ポートフォリオ」です。毎年35歳までの写真を世界中から公募、第一線の写真家による選考を経て、すぐれた作品を購入し、展覧会を開催しています。過去22年間に、世界74カ国から10,157人、128,831点の応募があり、45カ国、773人、5,974点の作品を永久保存しております。こうした活動は他に類を見ないものです。(公益社団法人・日本写真協会より2004年度文化振興賞を受賞)。

K・MoPAは、若い写真家のチャレンジの場となり、彼らが切磋琢磨する生き生きとした現場でありたいと思います。戦後日本の写真家たちも、青年期に“巨匠”の作品に学び、いまや日本を代表する写真家として幅広く活躍しています。現在は、その作家が選考委員となり、後輩写真家たちに厳しくも温かいまなざしを注ぎ、成長を見守っています。若い写真家が、やがては次世代を育ててくれることでしょう。

これからもK・MoPAは、写真家の原点を永遠に伝え、写真の未来を拓き、ヤング・ポートフォリオを通じて青年をはぐくんでいきたいと願っています。

 

【選考委員-39人】*ABC順 / 1995-2017年

荒木経惟、張 照堂(台湾)、 江成常夫、英 伸三、広河隆一、細江英公(館長)、今井壽惠、石元泰博、

岩合光昭、十文字美信、川田喜久治、鬼海弘雄、木之下 晃、北島敬三、 クー・ボンチャン(韓国)、

桑原史成、三好和義、森永 純、森山大道、本橋成一、長野重一、内藤正敏、奈良原一高、野町和嘉、

大石芳野、坂田栄一郎、佐藤 明、瀬戸正人、篠山紀信、須田一政、高梨 豊、田沼武能、立木義浩、

東松照明、富山治夫、土田ヒロミ、都築響一、上田義彦、横須賀功光

●ヤング・ポートフォリオ作品募集!

対象:35歳以下の方。プロ、アマチュア、国籍を問わず、既発表作品も応募可。プリント最大50枚まで。

募集期間:毎年4月15日~5月15日

ヤング・ポートフォリオ専用サイト: www/kmopa.com/yp_entry

●過去のデータベース:www.kmopa.com 1995年からの収蔵作品をご覧いただけます。

●K・MoPA基本情報 www.kmopa.com

 

【本展に関するお問い合わせ】  清里フォトアートミュージアム www.kmopa.com  info@kmopa.com

TEL:0551-48-5599  FAX:0551-48-5445 



ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます

添付画像・資料

添付画像をまとめてダウンロード

企業情報

企業名 清里フォトアートミュージアム
代表者名 細江英公
業種 その他サービス

コラム

    清里フォトアートミュージアムの
    関連プレスリリース

    清里フォトアートミュージアムの
    関連プレスリリースをもっと見る

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域