ビジネスパーソン800人調査 「仕事力」があると思う企業、有名人ランキング
民間調査・研究機関の(財)労務行政研究所では「仕事力」(仕事ができる人・組織の力)について、プロジェクト研究を行っています。今回、ビジネスパーソンを対象に「あなたが考える仕事力があると思う企業・有名人とは?」「あなたが考える“仕事力”とは?」――についてアンケート調査を行いました。
●企業ランキングの1位は「組織力」のトヨタ自動車
ビジネスパーソンが「仕事力がある」と思う企業のトップはトヨタ自動車。次いで2位ユニクロ、3位パナソニック、4位ソニー、5位ソフトバンクという結果となった。
1位のトヨタは、2位のユニクロを39票上回る大差での首位。その回答理由では、世に知られる「カンバン方式」に代表される組織力を指摘する声が多く、また、「リコール問題を乗り越えたから」という危機への対応を理由とした回答も数多くみられた。
●有名人ではイチロー、北野武、島田紳助が上位
有名人ランキングは、イチロー、北野武(ビートたけし)、島田紳助が、僅差で1〜3位となった。イチローを挙げた人の回答では、常に結果を出し続ける力とそれを支える自己管理力を評価する意見や、WBCの際に印象的だった熱いリーダーシップを挙げる声も多かった。個人のキャラクターの印象が強いたけし、紳助、さんまを挙げた人の中でも、「個人の資質のようでいて、他人との関係を大切にしているから」など、チームや周りとの関係性を評価する意見が少なくなかった。個人の才覚だけにとどまらず、周囲を巻き込む力を発揮できているかどうか――それができてこそ本物の仕事力、ということになるだろうか。
●仕事力の中心は「何が重要か見極める」戦略力
企業と有名人のランキングに垣間見えた「仕事力」のイメージ――ではビジネスパーソンは、具体的にどんな力があれば「仕事力がある」と感じるのだろう。選択式で尋ねた回答の結果は[図表3](添付資料)のようになり、最も多かったのは「何が重要かを見極める『戦略力』」で、全体の半数近くを占めた。以下は、「個人としての優秀さ」(37.2%)、「専門家としての力」(36.3%)、「段取り力」(29.6%)、「調整力」(27.2%)と続いている。
興味深いのは、「個人としての優秀さ」や「専門家としての力」よりも、組織としての仕事に通じる「戦略力」が1位となっている点。加えて「段取り」や「調整力」のスコアもかなり高い。回答者のこうした見方が、“単に個人としての才覚があるのではなく、全体を見通し、周囲を巻き込んでいく力を持っている”タイプの有名人を「仕事力のある人」と感じさせているように見受けられる。
※今回の調査では、前記のほか下記の項目についても調べています。
1.日本の企業の発展にとって、「仕事力」はどの程度重要と考えるか?
2.自分の職場・周りで「仕事力」のある人は増えているか・減っているか?
減っていると思う場合、その理由をどう考えるか?
3.「仕事力」を身につけ、より高めるために必要なこととは何か?
4.あなたが仕事をするうえで成長のきっかけになったと考える“経験”とは?
→詳細はウェブサイトをご覧ください。
https://www.rosei.or.jp/shigotoryoku/
●本プレスリリースに関するお問い合わせ
(財)労務行政研究所
『労政時報』編集部 原、井村
TEL:03-3585-1300
Eメール:editor@rosei.or.jp
ビジネスパーソンが「仕事力がある」と思う企業のトップはトヨタ自動車。次いで2位ユニクロ、3位パナソニック、4位ソニー、5位ソフトバンクという結果となった。
1位のトヨタは、2位のユニクロを39票上回る大差での首位。その回答理由では、世に知られる「カンバン方式」に代表される組織力を指摘する声が多く、また、「リコール問題を乗り越えたから」という危機への対応を理由とした回答も数多くみられた。
●有名人ではイチロー、北野武、島田紳助が上位
有名人ランキングは、イチロー、北野武(ビートたけし)、島田紳助が、僅差で1〜3位となった。イチローを挙げた人の回答では、常に結果を出し続ける力とそれを支える自己管理力を評価する意見や、WBCの際に印象的だった熱いリーダーシップを挙げる声も多かった。個人のキャラクターの印象が強いたけし、紳助、さんまを挙げた人の中でも、「個人の資質のようでいて、他人との関係を大切にしているから」など、チームや周りとの関係性を評価する意見が少なくなかった。個人の才覚だけにとどまらず、周囲を巻き込む力を発揮できているかどうか――それができてこそ本物の仕事力、ということになるだろうか。
●仕事力の中心は「何が重要か見極める」戦略力
企業と有名人のランキングに垣間見えた「仕事力」のイメージ――ではビジネスパーソンは、具体的にどんな力があれば「仕事力がある」と感じるのだろう。選択式で尋ねた回答の結果は[図表3](添付資料)のようになり、最も多かったのは「何が重要かを見極める『戦略力』」で、全体の半数近くを占めた。以下は、「個人としての優秀さ」(37.2%)、「専門家としての力」(36.3%)、「段取り力」(29.6%)、「調整力」(27.2%)と続いている。
興味深いのは、「個人としての優秀さ」や「専門家としての力」よりも、組織としての仕事に通じる「戦略力」が1位となっている点。加えて「段取り」や「調整力」のスコアもかなり高い。回答者のこうした見方が、“単に個人としての才覚があるのではなく、全体を見通し、周囲を巻き込んでいく力を持っている”タイプの有名人を「仕事力のある人」と感じさせているように見受けられる。
※今回の調査では、前記のほか下記の項目についても調べています。
1.日本の企業の発展にとって、「仕事力」はどの程度重要と考えるか?
2.自分の職場・周りで「仕事力」のある人は増えているか・減っているか?
減っていると思う場合、その理由をどう考えるか?
3.「仕事力」を身につけ、より高めるために必要なこととは何か?
4.あなたが仕事をするうえで成長のきっかけになったと考える“経験”とは?
→詳細はウェブサイトをご覧ください。
https://www.rosei.or.jp/shigotoryoku/
●本プレスリリースに関するお問い合わせ
(財)労務行政研究所
『労政時報』編集部 原、井村
TEL:03-3585-1300
Eメール:editor@rosei.or.jp
企業情報
企業名 | 一般財団法人労務行政研究所 |
---|---|
代表者名 | 猪股 宏 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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