【著者動向】『中日関係大事総覧』編著者の陳錦華氏が死去、習近平国家主席、李克強首相らが葬儀に参列
【日本僑報社発】旭日大綬章を天皇陛下から直接授与された中国の要人で、日本僑報社刊『中日関係大事総覧』編著者の陳錦華氏が7月2日、北京で死去した。87歳だった。8日、北京市西郊の八宝山革命公墓で葬儀がしめやかに営まれ、習近平国家主席、李克強首相ら中国共産党政権の最高指導部をはじめ、江沢民元主席、胡錦濤前主席ら党長老、関係者らが多数参列。
【著者動向】『中日関係大事総覧』編著者の陳錦華氏が死去
習近平国家主席、李克強首相らが葬儀に参列
【日本僑報社発】旭日大綬章を天皇陛下から直接授与された中国の要人で、日本僑報社刊『中日関係大事総覧』編著者の陳錦華氏が7月2日、北京で死去した。87歳だった。
8日、北京市西郊の八宝山革命公墓で葬儀がしめやかに営まれ、習近平国家主席、李克強首相ら中国共産党政権の最高指導部をはじめ、江沢民元主席、胡錦濤前主席ら党長老、関係者らが多数参列。
陳錦華氏は生前の功績について「中国共産党の優秀な党員であり、長きにわたり試練に耐え忠誠を尽くした共産主義戦士であり、わが国の経済建設戦線の傑出した指導者であり、中国人民政治協商会議第9期全国委員会副主席であった」(新華社)とたたえられた。
参列者たちはそれぞれ故人の冥福を祈るとともに、遺族に対して深い哀悼の意を表した。党機関紙「人民日報」(8日付)が新華社電で大きく報じた。
http://cpc.people.com.cn/BIG5/n1/2016/0709/c64094-28539272.html
陳錦華氏は1929年7月、安徽省生まれ。98年より5年間、全国政協副主席を務めた。また99年より中国企業連合会会長(後に名誉会長)として日中企業間対話を促進したほか、2001年以降はボアオ・アジア・フォーラムの中国首席代表を務め、アジアの経済交流の促進に貢献。2008年には「中国経済の発展はもちろん、日中経済関係発展の基礎を築いた」などとして、天皇陛下より「旭日大綬章」を授与された。
2014年、日本僑報社から中日両国の重要関係史『中日関係大事総覧』を刊行し、日中関係者や研究者、マスコミなどの注目を集めた。
■『中日関係大事総覧』内容紹介
*全国政協元副主席が2000余年の両国関係史を総括
中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)の元副主席で、中国企業連合会名誉会長、ボアオ・アジア・フォーラムの中国首席代表などを歴任、旭日大綬章を天皇陛下から直接授与された唯一の中国要人がまとめた中日重要関係史。
宝山製鉄所など鉄鋼・石油化学のプラント関係、円借款プロジェクト等にかかわり「日本と非常に深い縁を有している」と述懐する編著者が、2000余年にわたる両国関係史を年代記の形で総括した。
*中日関係を「奮い立たせ、呼び起こす」一冊
中国語版の原書(中国人民大学出版社刊)は、2012年の中日国交正常化40周年を記念して中国で出版された。刊行にあたり、編著者は「中日友好は歴史の潮流であり、いかなる勢力もこれを阻止できない。本書が中日友好関係を奮い立たせ、呼び起こす作用のスタートとなり、さらに両国の人々が中日友好協力の成功と経験を継承することを願っている」と期待を込める。歴史をひもとき、中日関係再構築の手がかりを得るための一助に!
■【編著者略歴】陳錦華(刊行当時)
1929年7月、安徽省生まれ。北京電視大学を卒業後、紡績工業部、軽工業部で勤務。1970年代から80年代にかけて上海市副市長、中国石油化工総公司総経理などを務めた後、1990年代に入り、国家経済体制改革委員会及び国家計画委員会の主任(閣僚)を歴任。その後、1998年より5年間、全国政治協商会議副主席を務めた。
1999年より中国企業連合会会長(現在、名誉会長)として、日本経団連との協力関係を構築し、日中企業間対話を促進してきた他、2001年以降は、ボアオ・アジア・フォーラムの中国首席代表を務め、アジアの経済交流の促進に貢献。2008年、中国からは3人目となる旭日大綬章の叙勲を受けた。
■【訳者略歴】遠藤茂(刊行当時)
1954年、横浜生まれ。北京、上海、大連など中国在住歴15年、中国問題研究家、翻訳、通訳経験多数。
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企業情報
企業名 | 日本僑報社 |
---|---|
代表者名 | 段躍中 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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